作曲：ジョン・ラター(John Rutter)
演奏時間：17:00（約）
グレード：上級
編成：フルート＆ピアノ
楽曲構成：全6曲
1. Prelude
2. Ostinato
3. Aria
4. Waltz
5. Chanson
6. Rondeau

Flute, Piano

全体は6つの楽章から構成されており、それぞれが異なる時代や様式の雰囲気を持っています。
たとえば「バッハ風のアリア」や、「リチャード・ロジャース風のワルツ」といった具合に、バロックから20世紀の軽快なスタイルまで幅広い音楽的引用がなされており、古風な雰囲気（アンティークな精神）を漂わせています。
最終楽章の「ロンドー」では、ラター自身の音楽スタイルが最もはっきりと現れており、前に突き進むようなリズム感と、美しく歌う旋律が印象的です。
この作品は、全体としてバロックや古典派のスタイルを基にしながらも、ラター独自の優雅で親しみやすい作風が随所に表れています。