普門館そして東京・日比谷公会堂での渾身の熱演を収録!!
2011年10月、全日本吹奏楽コンクール全国大会にて話題となった磐城高等学校吹奏楽部の「トッカータとフーガニ短調」。編曲の随所に工夫がちりばめられており、特にティンパニによるメロディなど、決して奇をてらったのではなく、心地よく聴衆を引き込んでいたのは記憶に新しい。
2011年3月11日の震災後、磐城高校では避難生活を送っていたり、他県への転校を余儀なくされた生徒もいる中、4月下旬に学校が再開した。吹奏楽部も再開し、各地で「元気回復コンサート」を行い音楽による復興支援を行ってきた。その後も風評被害など、困難な状況の中でも根本先生と生徒達は「いわき、福島の元気」を発信し続けた。
吹奏楽コンクールでは「トッカータとフーガ ニ短調」を根本先生自らのアレンジで、「祈り」の想いを込め部員一丸となって取り組み、普門館での演奏を披露したほか、アンサンブルコンテスト全国大会でも木管5重奏が見事金賞を受賞した。
本来であれば震災の1週間後に予定されていた東京公演が中止になってから1年が過ぎ、「東日本大震災復興祈念 東京特別公演」が日比谷公会堂で行われた。そこでは、卒業生も出演し、あの「トッカータとフーガ ニ短調」も再演された。
例年、5月の定期演奏会を収録する本CDであるが、今回は定期演奏会に加え、東京公演、そして2011年全日本吹奏楽コンクール全国大会の「トッカータとフーガ ニ短調」を加えた収録となっている。
普門館での渾身の祈りへの想い、日比谷公会堂での復興への感謝、定期演奏会の高校生らしい元気あふれる演奏をお聴きいただきたい。
演奏データ
演奏:磐城高等学校吹奏楽部
指揮:根本直人
2012年5月4・5日
第23回定期演奏会(いわき文化交流館アリオス 大ホール)にてライヴ収録
(Disc1:[1]、[3]~[5] Disc2:[1]、[2]、[10])
2012年6月17日
東日本大震災復興祈念 東京特別公演(東京・日比谷公会堂)にてライヴ収録
(Disc1:[6]~[8] Disc2:[3]~[9])
2011年10月23日
第59回全日本吹奏楽コンクール全国大会(東京 普門館)にてライヴ収録
(Disc1:[2]])
収録曲
ルイ・アームストロング・メドレー/岩井直溥 編曲(5'47)