♪詳細情報♪
賑やかな香港の街を表現した楽曲。後半は香港の伝統行事である「ファイヤー・ドラゴン・ダンス」をイメージしている。全体的に華やかな雰囲気を持ちながらも緩急がはっきりしているため、聴き手を飽きさせない。打楽器アンサンブルとフルートの長めのソロがあり。コンクールにオススメ。
▼楽器編成▼
Picc.
Fl.1&2
Ob.(div.)
Bsn.(div.)
E♭Cl.
B♭Cl.1,2&3
B.Cl.
A.Sax.1&2
T.Sax.
B.Sax.
Fl.1&2
Ob.(div.)
Bsn.(div.)
E♭Cl.
B♭Cl.1,2&3
B.Cl.
A.Sax.1&2
T.Sax.
B.Sax.
Trp.1,2&3
Hrn.1,2,3&4
Trb.1,2&3
Euph.(div.)
Tuba(div.)
St.Bass
Hrn.1,2,3&4
Trb.1,2&3
Euph.(div.)
Tuba(div.)
St.Bass
Timp.
2 Toms
Vibra Slap
Ratchet
S.D.
Flexatone
Cymb.
B.D.
Tam-tam
Xylo.
Glock.
Vib.
2 Toms
Vibra Slap
Ratchet
S.D.
Flexatone
Cymb.
B.D.
Tam-tam
Xylo.
Glock.
Vib.
♪楽曲解説♪
大学を出て数年経ったころ、香港から1枚の絵葉書が届いた。高校の同級生が、船で世界を渡っていて、たまたま香港の港に立ち寄った際に寄越したものだった。カオスのように雑然としていながらも活気に溢れた香港の街に出会った様を「まさに『人生は祭り』ですね」と表現していた。フランスの詩人アルチュール・ランボーの「地獄の季節」の冒頭からの一節だ。以来、ぼくは、香港は「宴の街」というイメージを持ち続けている。そんな賑やかな香港の街を音楽で描いた。
香港吹奏楽指導者協会(HKBDA)の委嘱。2012年9月14日、同協会主催のコンサート「伊藤康英×香港オリジナル吹奏楽作品発表会」(ツェンワン・タウン・ホール)にて、作曲者自身の指揮、同協会メンバーによる吹奏楽団により初演。
なお、第147小節より、チャイニーズ・シンバルやチャイニーズ・ドラムを使うと効果的な演奏になる。通常のシンバルを使う際には、できれば小さめのものが望ましい。あるいはサスペンド・シンバルのセンター近くをスティックの腹の部分で叩いてもよい。
(伊藤康英)