伊藤康英/Gr.5/27:00
♪詳細情報♪
コレッリの「ラ・フォリア」パガニーニの「カプリス24番」「ラ・カンパネッラ」など、ヴァイオリンのためによく知られたメロディに基づく3楽章からなる協奏曲。ヴァイオリンの水野佐知香氏に献呈。吹奏楽の人たちに弦楽器のサウンドを学んでほしいと、3年にわたり作曲された。洗足学園音楽大学の委嘱により作曲。全3楽章通しての全曲初演は2009年7月12日。(旧題「ヴァイオリニッシモ」)
1楽章…2楽章…
3楽章…
作曲:伊藤康英(Yasuhide Ito)
演奏時間:27分00秒 (約)
グレード:5
楽曲構成:全3楽章
第1楽章:カプリッチョ/Capriccio(9:30)
第2楽章:スケルツォ/Scherzo(7:45)
第3楽章:序奏とロンド/Introduction and Rondo(9:00)
主なソロパート: Violin / Ob. / E♭Cl. / B♭Cl. / Trp. / Timp.
Trp.最高音:1st:High B♭ / 2nd:Ges / 3rd:Es
編成:吹奏楽(ヴァイオリン・コンチェルト)
演奏時間:27分00秒 (約)
グレード:5
楽曲構成:全3楽章
第1楽章:カプリッチョ/Capriccio(9:30)
第2楽章:スケルツォ/Scherzo(7:45)
第3楽章:序奏とロンド/Introduction and Rondo(9:00)
主なソロパート: Violin / Ob. / E♭Cl. / B♭Cl. / Trp. / Timp.
Trp.最高音:1st:High B♭ / 2nd:Ges / 3rd:Es
編成:吹奏楽(ヴァイオリン・コンチェルト)
▼楽器編成▼
Solo Violin
Piccolo
Flutes 1 & 2
Oboes 1 & 2
Bassoons 1 & 2
E♭Clarinet
B♭Clarinets 1 , 2 & 3
(all div.)
Alto Clarinet
Bass Clarinet
Alto Saxophones 1 & 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Piccolo
Flutes 1 & 2
Oboes 1 & 2
Bassoons 1 & 2
E♭Clarinet
B♭Clarinets 1 , 2 & 3
(all div.)
Alto Clarinet
Bass Clarinet
Alto Saxophones 1 & 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Trumpets 1 , 2 & 3
Horns in F 1 , 2 , 3 & 4
Trombones 1 , 2 & 3
Euphoniums 1 & 2
Tubas 1 & 2
String Basses (div.)
Harp
Celesta
Horns in F 1 , 2 , 3 & 4
Trombones 1 , 2 & 3
Euphoniums 1 & 2
Tubas 1 & 2
String Basses (div.)
Harp
Celesta
Timpani
Percussion 1-3
Percussion 1-3
Bass Drum / Tom-toms
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Triangle / Tambourine
Wood-blocks / Castanet
Cabaça / Ratchet
Glockenspiel
Xylophone / Tree Chime
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Triangle / Tambourine
Wood-blocks / Castanet
Cabaça / Ratchet
Glockenspiel
Xylophone / Tree Chime
♪楽曲解説♪
吹奏楽では、オーケストラの作品を編曲して演奏することがしばしばある。それなのに、弦楽器が一体どのような音色で演奏されるか知らずに演奏することも多い。そこで、ヴァイオリンを目の当たりにしてもらおうと思い、昨年まで担当していた洗足学園音楽大学での「フレッシュマン・ウィンド・アンサンブル」において、ヴァイオリンと吹奏楽の作品を3年に亙って書き下ろした。それを3楽章形式の協奏曲として「全曲初演」する。
各楽章のは、ヴァイオリンのためのメロディとしてよく知られたものを使った。一覧にしておこう。
【第1楽章】カプリッチョ
A.コレッリ(1653-1713)の「ラ・フォリア」(このメロディはリストが「スペイン狂詩曲」でも使っている)。
N.パガニーニ(1782-1840)の「カプリス」から第24番(これは、ブラームス、ラフマニノフ、ルトフワフスキー、ロイド=ウェッバーらが変奏曲として使っていることでも有名)。
【第2楽章】スケルツォ
N.パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番終楽章(いわゆる「ラ・カンパネラ」(鐘)。リストの超絶技巧練習曲にも同名の曲あり)。
【第3楽章】序奏とロンド
さて、この楽章にもある有名なメロディ(の一部)を使ったのだが、これはあえて伏しておきますね。さて、何のメロディでしょう。
(初演プログラムノート/伊藤康英)