♪詳細情報♪
▼楽器編成▼
English Horn in F
Piano
Piano
♪楽曲解説♪
「青」は、「トランペット協奏曲」が初演された地、そして初演の独奏を務めたオッタヴィアーノ・クリストーフォリ氏(日本フィルハーモニー交響楽団首席トランペット奏者)が生まれ育った地でもある、イタリア東部のフリウーリ州の旗の色。このフリウーリ州のウディネで、2018年3月17日に、委嘱作品「トランペット協奏曲」が初演された。単一楽章15分の作品だが、大きく3つの部分からなっている。その第2部に相当するのがこの「青のアリア」である。「トランペット協奏曲」では、この部分はフリューゲルホルンにて演奏される。
オッタヴィアーノさんのトランペットは、あたかも歌詞が付いているかのように、美しくメロディーを歌う。そのためこの第2部は、イタリアを代表する作曲家であるヴェルディや、あるいはドニゼッティのオペラのアリアのようなメロディーを書いた。イタリアへのオマージュでもある。シンプルで美しい音楽となったので、この部分だけを独立した楽曲とし、「青のアリア」と名付けた。
ちなみに、大作曲家ヴェルディ(Verdi)には「緑(verde)」という意味があることに対抗してタイトルを「青」(Azzurra)にした、というわけではない。