原題: Symphony No. IV Bookmarks from Japan II. Nihonbashi - "Bridge Market" / Julie Giroux
♪詳細情報♪
歌川広重「東海道五十三次」中の「日本橋」を使用した栞から生まれた楽章。
楽器編成
Piccolo
Flute 1
Flute 2
Oboe 1
Oboe 2
English Horn
B♭ Clarinet 1
B♭ Clarinet 2
B♭ Clarinet 3
B♭ Bass Clarinet
B♭ Contrabass Clarinet
E♭ Contra Alto Clarinet
Bassoon 1
Bassoon 2
Contrabassoon
E♭ Alto Saxophone 1
E♭ Alto Saxophone 2
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
Flute 1
Flute 2
Oboe 1
Oboe 2
English Horn
B♭ Clarinet 1
B♭ Clarinet 2
B♭ Clarinet 3
B♭ Bass Clarinet
B♭ Contrabass Clarinet
E♭ Contra Alto Clarinet
Bassoon 1
Bassoon 2
Contrabassoon
E♭ Alto Saxophone 1
E♭ Alto Saxophone 2
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
B♭ Trumpet 1
B♭ Trumpet 2
B♭ Trumpet 3
F Horn 1 & 2
F Horn 3 & 4
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Bass Trombone
Euphonium B. C.
Euphonium T. C.
Tuba
Contrabass
B♭ Trumpet 2
B♭ Trumpet 3
F Horn 1 & 2
F Horn 3 & 4
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Bass Trombone
Euphonium B. C.
Euphonium T. C.
Tuba
Contrabass
Timpani
Harp
Piano
Orchestra Bells
Vibraphone
Taiko Drums, High/Low
Percussion (Crash Cymbals, Gong,
Suspended Cymbal, Bass Drum)
Harp
Piano
Orchestra Bells
Vibraphone
Taiko Drums, High/Low
Percussion (Crash Cymbals, Gong,
Suspended Cymbal, Bass Drum)
♪楽曲解説♪
歌川広重(1797-1585)は、1831年に江戸から京都へ御所に馬を納める御馬献上の公式派遣団の1人として東海道を旅しました。旅の風景は、広重に強い印象を残し、彼は旅の途上でも、同じ道を戻った帰途でも、数多くのスケッチを描きました。家に帰りつくと、広重はすぐに『東海道五十三次』の作製に取り掛かり、最終的にこのシリーズは55枚の印刷となりました。これは53の宿場に、出発地と到着地を足したものです。この曲はその中の1番目「日本橋」を取り上げています。
日本橋は、現在中央区日本橋地域となっているビジネス街の発展の中心地でした。何世紀もの間商人の街として繁栄し、三井財閥によって創られた日本初の百貨店「三越」もあります。初期の魚市場であった時から日本を代表する金融街となった現在においても、日本橋は日本の道路網の始点となっています。実際に、高速道路の標識に表示されている東京への距離は日本橋への実際の距離です。
1964年の少し前までは橋から富士山が見えました。しかし1964年の東京オリンピックに向けて、橋の直上に首都高速道路が建設されたため、完全に富士山の姿は見えなくなってしまったのです。富士山の景観を取り戻すために、高速道路の地下移転の嘆願が続けられていますが、現時点ではその莫大なコストのために徒労に終わっています。
この楽章の旋律は作曲者オリジナルのものです。1603年最初の木製の橋が日本橋川にかけられた時の橋の魂を表現した民謡風のサウンドになっています。魚市場から始まり、すぐ他の商人が集まる場となっていきます。この曲では通りで行商や値切りが行われていた様子を表現して、メロディーがパート間で受け渡されます。軽快で陽気な雰囲気で、ほぼ全ての楽器が行商します。満足した行商人やお客さんの様子と共に不満気な売り手と買い手の様子が音楽に表れています。
日本橋は、現在中央区日本橋地域となっているビジネス街の発展の中心地でした。何世紀もの間商人の街として繁栄し、三井財閥によって創られた日本初の百貨店「三越」もあります。初期の魚市場であった時から日本を代表する金融街となった現在においても、日本橋は日本の道路網の始点となっています。実際に、高速道路の標識に表示されている東京への距離は日本橋への実際の距離です。
1964年の少し前までは橋から富士山が見えました。しかし1964年の東京オリンピックに向けて、橋の直上に首都高速道路が建設されたため、完全に富士山の姿は見えなくなってしまったのです。富士山の景観を取り戻すために、高速道路の地下移転の嘆願が続けられていますが、現時点ではその莫大なコストのために徒労に終わっています。
この楽章の旋律は作曲者オリジナルのものです。1603年最初の木製の橋が日本橋川にかけられた時の橋の魂を表現した民謡風のサウンドになっています。魚市場から始まり、すぐ他の商人が集まる場となっていきます。この曲では通りで行商や値切りが行われていた様子を表現して、メロディーがパート間で受け渡されます。軽快で陽気な雰囲気で、ほぼ全ての楽器が行商します。満足した行商人やお客さんの様子と共に不満気な売り手と買い手の様子が音楽に表れています。