コンクールで話題となったテノール梅原光洋と、作曲家・伊藤康英とのコラボレーションは、これからの日本歌曲の世界を明るく灯すであろう。
演奏データ
テノール:梅原光洋
作曲・ピアノ:伊藤康英
テノール
梅原 光洋 (うめはら みつひろ)
静岡県静岡市出身
愛知県立芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。
京都市立芸術大学大学院音楽研究科声楽専修修了。
ピアニストとして活動した後、声楽家に転向。
1998年、財)滋賀県芸術劇場びわ湖ホール専属声楽アンサンブル歌手となり、びわ湖ホール主催のコンサートやオペラに出演。2000年、渡伊。ブルーノ・ペラガッティ氏のもとで、イタリア歌曲、ナポリ民謡、オペラなどについて研鑚をつみ、イタリア国内にて数多くの演奏会に出演。主なオペラ出演は、藤原歌劇団公演 ヴェルディ作曲「椿姫」のジュゼッペ役。第4回静岡国際コンクール・プレイベント 第2回県民オペラ プッチーニ作曲「蝶々夫人」のピンカートン役。そのほかにも、ヴェルディ作曲「椿姫」のアルフレード、モーツァルト作曲「ドンジョヴァンニ」ドンオッターヴィオ役、ドニゼッティ作曲「ランメルモールのルチア」のエドガルド役、ビゼー作曲「カルメン」ドン・ホセ役、レオンカヴァッロ作曲「道化師」のカニオ役、木下牧子作曲「不思議の国のアリス」のジャック役など。
2003年、作曲家伊藤康英氏と出会い、作品を数多く発表する。これがきっかけで、2004 年、2006年と2回、リサイタルを静岡にて開催、共演する。現在、クラシックに限らず、バンドのゲストとして出演するなど、幅広い活動をしている。
新国立劇場合唱団契約メンバー。
主な受賞暦
第24回イタリア声楽コンコルソシエナ部門金賞受賞。
第17回飯塚新人音楽コンクール声楽部門第1位。
第10回宝塚ベガ音楽コンクール声楽部門入賞。
サンフランシスコオペラハウス・メローラプログラムオーディションにてファイナリスト。
第22回日本歌曲コンクール(旧奏楽堂)歌唱部門第2位受賞。
作曲・ピアノ
伊藤 康英 (いとう やすひで)
作曲家、ピアニスト。
交響詩「ぐるりよざ」は、広く世界中で演奏されており、吹奏楽界での定番レパートリーとなっている(CD「ぐるりよざ」伊藤康英作品集/ブレーン)。近年ではピアノ連弾曲集「ぐるぐるピアノ」シリーズ(音楽之友社。目下8冊刊行)により、「ピアノ連弾の楽しさを革新的に広げた」と評判になる。また、オペラ「ミスター・シンデレラ」(高木達台本)、合唱オペラ「ねこはしる」(工藤直子原作)をはじめとする声楽作品も数多い。現在は、アジアの吹奏楽の発展のために台湾、シンガポール、香港、韓国などで指導、指揮の活動を行う。
東京芸術大学作曲科及び同大学院修了。第51回日本音楽コンクール作曲部門入賞。静岡県音楽コンクールピアノ部門優勝。奏楽堂日本歌曲コンクール優秀共演者賞受賞。浜松ゆかりの芸術家顕彰受賞。出身地の静岡県浜松市の「浜松市歌」(林望作詩)は伊藤の作曲である。洗足学園音楽大学教授、東京芸術大学非常勤講師。
ホームページはwww.itomusic.com ツイッターはitomusic