バスーン＆ピアノ：バスーン・ソナタ Op.168（原典版）／カミーユ・サン＝サーンス【ソロ輸入楽譜】

作曲：カミーユ・サン＝サーンス(Camille Saint-Saens)
編成：バスーン＆ピアノ
編集：ペーター・ヨスト（Peter Jost）

Bassoon, Piano

オーボエとクラリネットのソナタに続き、ファゴット・ソナタは1921年、サン＝サーンスの亡くなる年に書かれた最後の木管楽器のための作品です。彼は当初、イングリッシュホルンのソナタも構想していましたが、残念ながらそれを実現することはできませんでした。
この作品はユーモアにあふれ、技術的にもそれほど難しくないため、サン＝サーンスがファゴットにあまり精通していなかったことはほとんど感じさせません。
実際、彼はある高音域の部分について、音域を確認するために学校の資料を調べたと出版社に打ち明けています。
しかし、献呈先となったファゴット奏者レオン・ルテリエとの試演では、作曲者・演奏者の双方にとって非常にうまくいったようです。
今回の原典版（Urtext版）では、この作品の自筆譜を初めて参照することができました。