オーボエ＆ピアノ：オーボエ・ソナタ ニ長調 Op.166（原典版）／カミーユ・サン＝サーンス【ソロ輸入楽譜】

作曲：カミーユ・サン＝サーンス(Camille Saint-Saens)
編成：オーボエ＆ピアノ
編集：ペーター・ヨスト（Peter Jost）

Oboe (or Cor Anglais), Piano

オーボエ・ソナタ 作品166は、サン＝サーンスが晩年に作曲した3つの木管楽器のためのソナタのうち、最初に完成した作品です。彼は生涯を通じて鍵盤楽器や弦楽器により親しんでいましたが、このときはあまり馴染みのなかった分野に挑戦することになりました。
それでも彼はすぐに木管楽器ならではの表情や特徴を見事に捉えました。各楽器の技術的・音色的な特性がきちんと反映されるよう、出版前に親しい木管楽器の名手たちから助言を受けたのです。
この作品は、オーボエ奏者からも高い評価を受けました。ある書簡には「まるで時計仕掛けのようにうまくいった」と記されており、その満足ぶりが伝わってきます。
今回の原典版（Urtext版）では、初めてパリにある自筆譜を参照することができました。