原題: Fantasy Variations on a Theme by Niccolo Paganini / James Barnes →オーボエによって演奏される主題と、それに続く20の変奏曲で構成されています。
♪詳細情報♪
楽器編成
Picc.
Fl. 1, 2&3
Ob. 1&2 (1st doub.E.H.)
Bassoon 1&2
B♭Cl. 1,2&3
B.Cl.
Ca.Cl.
A.Sax. 1&2
T.Sax.
B.Sax.
Cor. 1,2&3
Trp. 1&2
Hrn in F. 1,2,3&4
Trb. 1,2&3
Baritone.T.C.
Baritone.B.C.
Tuba
St.Bass
Trp. 1&2
Hrn in F. 1,2,3&4
Trb. 1,2&3
Baritone.T.C.
Baritone.B.C.
Tuba
St.Bass
Timpani
Percussion 1
S.D.
Vib.
Tri.
W.Blocks
Toms
Percussion 2Vib.
Tri.
W.Blocks
Toms
Tamb.
W.Blocks
Pang Cymbals
Small & Large Suspended Cymbals
Temple Blocks
Percussion 3&4W.Blocks
Pang Cymbals
Small & Large Suspended Cymbals
Temple Blocks
Cymbals
Tri.
Large Suspended Cymbal
B.D.
Whip
Tam-tam
Bell Tree
Ratchet
Castanets
Percussion 5Tri.
Large Suspended Cymbal
B.D.
Whip
Tam-tam
Bell Tree
Ratchet
Castanets
Xylophone
Orchestra Bells
Vibraphone
Chimes
Orchestra Bells
Vibraphone
Chimes
♪楽曲解説♪
この作品はニコロ・パガニーニが作曲したヴァイオリン独奏曲《24の奇想曲 作品1》の第24番「主題と変奏」を主題に用いた変奏曲です。パガニーニは19世紀に活躍したヴァイオリン奏者で、自身がヴァイオリンの名手だったので超絶技巧を用いた難曲を書きました。
過去の多くの作曲家もこの主題を用いて変奏曲を作っています。リストのピアノ独奏曲《パガニーニによる超絶技巧練習曲集》、ラフマニノフのピアノと管弦楽のための《パガニーニの主題による狂詩曲 》などがよく知られています。
ジェームズ・バーンズ(1949-)のこの作品は、アメリカ海兵隊バンドと、その第25代の音楽監督であるジョン・R・ブージェワー大佐の委嘱によって1988年に書かれました。オーボエによって演奏される主題と、それに続く20の変奏曲で構成されています。アメリカでも有数の実力を持つ海兵隊バンドの高い演奏能力を披露するため、各変奏では全ての楽器が主役となっています。
ジェームズ・バーンズは現在カンザス大学の教授として音楽理論や作曲を教えています。日本との関わりも深く、洗足学園音楽大学の客演指揮者を務めている他、第5交響曲《フェニックス》(陸上自衛隊中央音楽隊)、マーチ「かわさきのねいろ」(川崎市制80周年)など日本からの委嘱作もたくさんあります。