原題: Axis Mundi / Steven Bryant
♪詳細情報♪
作曲者:スティーヴン・ブライアント(Steven Bryant)
演奏時間:12分00秒 (約)
グレード:6
主なソロパート:Fl. / Hrn. / Trp.
Trp最高音:1:HighD/2:HighD/3:HighD/4:HighD/5:HighB♭/6:HighB♭
編成:吹奏楽
演奏時間:12分00秒 (約)
グレード:6
主なソロパート:Fl. / Hrn. / Trp.
Trp最高音:1:HighD/2:HighD/3:HighD/4:HighD/5:HighB♭/6:HighB♭
編成:吹奏楽
▼楽器編成▼
Mvt.1
Fl.1-2
Ob.
Bsn.1-2
Bb Cl.1-4
B.Cl.
A.Sax.1-2
T.Sax.
B.Sax.
Trp.1-2
Trb.1-3
B.Trb.
St.Bass
【Perc.1-3】
Vibraphone
Marimba(2players)
Fl.1-2
Ob.
Bsn.1-2
Bb Cl.1-4
B.Cl.
A.Sax.1-2
T.Sax.
B.Sax.
Trp.1-2
Trb.1-3
B.Trb.
St.Bass
【Perc.1-3】
Vibraphone
Marimba(2players)
Mvt.2
Fl.1-5/Picc.
Ob.1-2
Bsn.1-2
C.Bsn.(opt.)
Bb Cl.1-6
B.Cl.1-2
C.B.Cl.(opt.)
A.Sax.1-2
T.Sax.
B.Sax.
Trp.1-6
Hrn.1-4
Trb.1-3
B.Trb.
Euph.1-2
Tuba1-2
St.Bass
Fl.1-5/Picc.
Ob.1-2
Bsn.1-2
C.Bsn.(opt.)
Bb Cl.1-6
B.Cl.1-2
C.B.Cl.(opt.)
A.Sax.1-2
T.Sax.
B.Sax.
Trp.1-6
Hrn.1-4
Trb.1-3
B.Trb.
Euph.1-2
Tuba1-2
St.Bass
Timp.
Perc.1
Perc.1
Flexatone
Splash Cym.
Sus. Cym.
Crotales
Tom-toms (4)
Perc.2Splash Cym.
Sus. Cym.
Crotales
Tom-toms (4)
Police Whistle
Lion’s Roar
Bass Drum
Ratchet
Lion’s Roar
Bass Drum
Ratchet
Perc.3
Sus. Cym.
Lion’s Roar
Triangle
Ride Cym.
Splash Cym.
Brake Drum
(with bell plate)
Perc.4Lion’s Roar
Triangle
Ride Cym.
Splash Cym.
Brake Drum
(with bell plate)
Xylophone
Vibraphone
Flexatone
Tam-tam
Vibraphone
Flexatone
Tam-tam
♪楽曲解説♪
Axis Mundi(アクシス・ムンディ)とはラテン語で「世界の中心」より具体的に言うとすれば、2つの対称的世界を結びつける中心軸のことです。それは、地球のすべての地域の文化的なシンボル、北欧神話に出てくる世界樹や日本の富士山のような、自然界のものに現れます。相反するもの同士のつながり、静寂と喧騒、闇と光、能動と受動、男性らしさと女性らしさ、など相反する力、要素の結びつきを意味します。
私が特に興味を持っているのは、陰と陽の概念の具体化です。この作品では2つの楽章でその対称性を表現しています。第1楽章「アパティア」は、内側、心の中の音楽であるのに対し、第2楽章「ヘドネ」は外側、快楽主義の片割れです。しかし、両者は唯一の音楽の源から生じているため、しっかりと結ばれています。そして、バランスをとるためにお互いを必要としています。
第1楽章:アパティア、このタイトルはギリシャのストア派の哲学に由来しています。情感によって乱されず、欲情によって支配されない心の状態を描写しており、過度の感情や情熱のない穏やかで理性的な心を呼び起こします。この曲ははっきり理路整然として、決してpを超えることがありません。
第2楽章:ヘドネはエピクロス派の哲学で、快楽の追及(より具体的に言えば、いい結果だけの、広くなく、理不尽さを無視した、英語のdescendant、hedonismという言葉の元々の意味での快楽)を表現しています。過度に情熱的で、異常に活発で、混沌としており、時々怒り、度々ユーモラスな面を垣間見せます。絶え間なく賑やかで攻撃的です。
JWECC2009委嘱作品
(スティーブン・ブライアント)