♪詳細情報♪
演奏時間:12分00秒 (約)
グレード:6
主なソロパート:Fl. / Hrn. / Trp.
Trp最高音:1:HighD/2:HighD/3:HighD/4:HighD/5:HighB♭/6:HighB♭
編成:吹奏楽
▼楽器編成▼
Fl.1-2
Ob.
Bsn.1-2
Bb Cl.1-4
B.Cl.
A.Sax.1-2
T.Sax.
B.Sax.
Trp.1-2
Trb.1-3
B.Trb.
St.Bass
【Perc.1-3】
Vibraphone
Marimba(2players)
Fl.1-5/Picc.
Ob.1-2
Bsn.1-2
C.Bsn.(opt.)
Bb Cl.1-6
B.Cl.1-2
C.B.Cl.(opt.)
A.Sax.1-2
T.Sax.
B.Sax.
Trp.1-6
Hrn.1-4
Trb.1-3
B.Trb.
Euph.1-2
Tuba1-2
St.Bass
Perc.1
Splash Cym.
Sus. Cym.
Crotales
Tom-toms (4)
Lion’s Roar
Bass Drum
Ratchet
Lion’s Roar
Triangle
Ride Cym.
Splash Cym.
Brake Drum
(with bell plate)
Vibraphone
Flexatone
Tam-tam
♪楽曲解説♪
Axis Mundi(アクシス・ムンディ)とはラテン語で「世界の中心」より具体的に言うとすれば、2つの対称的世界を結びつける中心軸のことです。それは、地球のすべての地域の文化的なシンボル、北欧神話に出てくる世界樹や日本の富士山のような、自然界のものに現れます。相反するもの同士のつながり、静寂と喧騒、闇と光、能動と受動、男性らしさと女性らしさ、など相反する力、要素の結びつきを意味します。
私が特に興味を持っているのは、陰と陽の概念の具体化です。この作品では2つの楽章でその対称性を表現しています。第1楽章「アパティア」は、内側、心の中の音楽であるのに対し、第2楽章「ヘドネ」は外側、快楽主義の片割れです。しかし、両者は唯一の音楽の源から生じているため、しっかりと結ばれています。そして、バランスをとるためにお互いを必要としています。
第1楽章:アパティア、このタイトルはギリシャのストア派の哲学に由来しています。情感によって乱されず、欲情によって支配されない心の状態を描写しており、過度の感情や情熱のない穏やかで理性的な心を呼び起こします。この曲ははっきり理路整然として、決してpを超えることがありません。
第2楽章:ヘドネはエピクロス派の哲学で、快楽の追及(より具体的に言えば、いい結果だけの、広くなく、理不尽さを無視した、英語のdescendant、hedonismという言葉の元々の意味での快楽)を表現しています。過度に情熱的で、異常に活発で、混沌としており、時々怒り、度々ユーモラスな面を垣間見せます。絶え間なく賑やかで攻撃的です。
JWECC2009委嘱作品
(スティーブン・ブライアント)