I. Maestoso. Lento espressivo. Allegro ma non troppo
II. Con vivacità
III. Lento. Moderato. Maestoso. Tempo I
IV. Presto
作曲:ルイス・セラーノ・アラルコン(Luis Serrano Alarcón)
演奏時間:27分00秒(約)
グレード:6
主なソロパート:Trp. /Trb. /Ob. /Fl. /Euph. /Picc. /Eng.hrn. /Cl. /Bsn. /Hrn.
Trp.最高音:1st:A / 2nd:F / 3rd:F
編成:吹奏楽
ロマン派の巨匠作曲家たちへの「オマージュ」として書かれた2作目の交響曲
交響曲第2番は、マシュー・ジョージ、セント・トーマス大学シンフォニックウインドアンサンブルにより委嘱されました。この交響曲はロマン派の巨匠作曲家たちへの「オマージュ」であり、中でも彼らの交響曲に影響を受けています。これらの作品は(当初は通訳としての、後に作曲家としての)アラルコン氏の経歴に多大な影響を与えました。
「私の交響曲第2番には、明らかな音楽的引用はないが、この曲を聞いた誰もがこの作品がクラシックの作曲家、特に19世紀の人たちに関係しているとわかるだろう。」
交響曲第2番の構成は、ロマン派時代の交響曲に似ています。第1楽章はソナタ・アレグロ形式で、ハ短調のアルペジオをベースとする最初のモチーフが登場します。(このモチーフはその後、最終楽章にも登場し、作品を周期性があるものにしています。)第2楽章は、実際には「スケルツォ」ではありませんが、ロマン派音楽の「スケルツァンド」を強く想起させ、これもソナタ・アレグロ形式となっています。そして、よりゆっくりとした第3楽章に入ります。これまでと対照的な曲調になっているものの、主題のハ短調の関係調である変ホ長調で書かれています。この交響曲はロンド形式の第4楽章で終わります。3つのリフレインと2つ内声句による5つのセクションがあり、中でも和声、構造、旋律は、前述した私独自の作曲法の発展に消えないマークを付けた作曲家たちから影響を受けています。アラルコン氏はピアニストということもあり、ロシアのロマン派音楽作曲家たちの素晴らしい作品に直接触れる機会に恵まれました。
「結果として、巨匠作曲家たちから学んだことの全てが、この吹奏楽のための交響曲第2番を通して、彼らへの私の感謝と敬意を表することを可能にしたのです。」