原題: Strange Humor / John Mackey →中東地域独特の音階による旋律、アフリカの太鼓の打撃音を生かした伴奏と、2つの音楽文化が融合された作品。
♪詳細情報♪
▼楽器編成▼
Picc.
Fl.1&2
Ob.
E-Hrn.
Bsn.1&2
Contra Bsn.
Eb Cl.
Cl.1&2
B.Cl.
Contra B.Cl.
S.Sax.
A.Sax.1&2
T.Sax.
B.Sax.
Fl.1&2
Ob.
E-Hrn.
Bsn.1&2
Contra Bsn.
Eb Cl.
Cl.1&2
B.Cl.
Contra B.Cl.
S.Sax.
A.Sax.1&2
T.Sax.
B.Sax.
Trp.1,2,3&4
Hrn.1,2,3&4
Trb.1,2&3(Bass)
Euph.
Tuba 1&2
St.Bass
Hrn.1,2,3&4
Trb.1,2&3(Bass)
Euph.
Tuba 1&2
St.Bass
Djembe
B.Dr.
Vib.
S.Dr.
Mari.
Xylo.
Crotales
Sus.Cym.
B.Dr.
Vib.
S.Dr.
Mari.
Xylo.
Crotales
Sus.Cym.
♪楽曲解説♪
アメリカ吹奏楽指導者協会からの委嘱によって吹奏楽用に編曲されました。世界初演は2006年3月1日にテキサス州リチャードソンで行われた同協会の会合で、R.フロイド氏指揮によるべイラー大学ウインドアンサンブルによって行われました。
「ストレンジ・ユーモア」は「レッドライン・タンゴ」に続いて、弦楽4重奏とジャンベ(西アフリカの太鼓)のために作曲されました。この吹奏楽版はその原曲を書き直したものです。原曲は作曲者がジュリアード音楽院の大学院に在籍中に作曲し、後にR.バトル氏が振り付けを担当したパーソンズ・ダンスカンパニーの公演用にも改作されています。
作品は、中東地域独特の音階による旋律とシンコペーションを用いたリズム、アフリカの太鼓の打撃音を生かした伴奏が登場し、2つの音楽文化が見事に融合されています。
原曲から残されているジャンベの打撃音がこの作品の根幹をなしています。ジャンベは砂時計のような形をした太鼓で素手で演奏されます。ジャンベによるアンサンブルは、マリやギニアといった西アフリカの国々で、多くの式典音楽の伴奏を受けもっています。
(ジョン・マッキー)