「影」をテーマにしたシリーズが人気の片岡寛晶氏が、「ヒカリ」を表した作品をリリース!
楽曲詳細情報
- 作曲
- 片岡寛晶(Hiroaki Kataoka)
- 演奏時間
- 5:20(約)
- グレード
- 4
- 編成
- フレキシブルアンサンブル
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- Part 1
- Flute
- Xylophone & Glockenspiel
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- Part 2
- Flute
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Vibraphone
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- Part 3
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Marimba
楽器編成
楽曲解説
【委嘱団体について】
仙台城南高等学校吹奏楽部・顧問の佐藤 学 先生からの依頼により、2023年8月に作曲。この年に開催された日本学校合奏コンクール2023 全国大会~ソロ&アンサンブルコンテスト~のアンサンブル部門において、金賞および福島県教育長賞を受賞。その後、その功績を称えられ、仙台市文化芸術賞も受賞されました。作品を通じて関わらせて頂いた団体が、名誉ある賞を頂けたことを作曲者としてとても嬉しく思います。本当におめでとうございました。
【作品について】
私がこれまでに手がけてきた木管楽器による影シリーズとは異なるものがあり、光、すなわち明るさを音に込めた一つの形が、今作のヒカリノユイとなります。作品のテイストとしては、東洋音楽とフランス音楽の新たな融合、という表現が最も相応しいのではないでしょうか。大きく分け3つの章から成り立っており、急-緩-急で音楽が進行していきます。3声部の作品ですので、Tutti、Unison、Harmony、Soloと、とても単純なスタイルで音を紡いでおり、演奏者は各声部を理解し合って音楽を作られることで、ワンランク上の演奏に仕上がることでしょう。16分音符や連符、決め所となるリズムには緻密さが求められるものですが、それらの音符を柔軟に捉えるならば、らしく演奏すること、この曲らしさを追求していただけると作品の面白さに気付いて頂けると思います。3人の演奏がひとつの束となり、聞く人の心に響き届きましたら、作曲者としてこれほど嬉しいことはありません。
(片岡寛晶)