阿部勇一初の木管フレキシブル作品。幻想的なハーモニーが魅力!
バンド指導者による選曲アドバイス
ソロ・テュッティ/テンポ・拍子の変化で幻想的な雰囲気を醸し出す美しい作品!
冒頭から実に美しい場面が続きます。ソロとテュッティ、テンポと拍子の変化がこの曲の生命線だと思います。しっかり練習することで流れるようなそして主張のある演奏ができるはず・・・
楽曲詳細情報
- 作曲
- 阿部勇一(Yuichi Abe)
- 演奏時間
- 4:50(約)
- グレード
- 3.5
- 編成
- フレキシブルアンサンブル
- Part1
- Flute (doub. Piccolo)
- Part2
- Flute
- Clarinet in E♭
- Part3
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Part 4
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Part 5
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Part 6
- Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Clarinet in B♭
- Part7
- Bass Clarinet in B♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Horn in F
- Euphonium
- Part8
- Bassoon
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- String Bass
楽器編成
楽曲解説
●解説
古より先人たちが守り抜いてきた森、その森のシンボルのように数千年生き続ける巨木、巨樹が日本には数多く存在します。2000年に林野庁が次世代への財産として残すべき森林のため、日本全国の国有林の中から直径1m以上の巨木を選び「森の巨人たち百選」と名づけました。
この作品は、森に恵まれた日本、太古より森を維持してきた先人たちへの敬意と美しく豊かな原始風景を想像し描きました。曲の始まりは、深い森の中で巨木を見上げるイメージです。キラキラと木の葉の間から太陽の光が差し込み、何時しか幻想の世界へ。
●演奏上の注意
Soloが随所に登場しますが記譜の強弱はあまり意識せず、演奏する会場や他の楽器とのバランスを考えボリュームを変えてください。また、伴奏のパートはsoloを消さないように音量に注意してバランスよく演奏してください。D からは指定テンポより速くならず落ち着いたテンポがいいでしょう、速い部分であってもメロディーはレガートに。リズムセクションは硬くならずに、軽く弾むようなサウンドが理想的です。
(阿部勇一)