人気曲「3つのわらべうた」新バージョン。琉球音階と和声が心地よい作品。
バンド指導者による選曲アドバイス
琉球音階を感じつつ、楽しみながら練習できる沖縄民謡!
楽譜は演奏しやすく作られているだけでなく、楽しみながら練習を進めていける曲です。またハーモニーの進行がおもしろく、変拍子も効果的なので曲想の変化がつけやすいと思います・・・
楽曲詳細情報
- 作曲
- 高橋宏樹(Hiroki Takahashi)
- 演奏時間
- 4:50(約) (Ⅰ.1:40、Ⅱ.1:50、Ⅲ.1:20)
- グレード
- 3.5
- 編成
- フレキシブルアンサンブル
- Part 1A
- Flute
- Clarinet in E♭
- Violin
- Part 1B
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Part 2A
- Flute
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Violin
- Part 2B
- Clarinet in B♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Horn in F
- Part 3A
- Clarinet in B♭
- Alto Clarinet in E♭
- Alto Saxophone in E♭
- Viola
- Part 3B
- Bassoon
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Trombone
- Euphonium
- Violoncello
- Part 4A(option)
- Bassoon
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Trombone
- Euphonium
- Violoncello
- Part 4B(option)
- Tuba
- String Bass
- Timpani(option)
- Percussion(option)
- Glockenspiel
- Tom-tom
- Tambourine
- Triangle
楽器編成
楽曲解説
もっとも少なくて3人から小編成の吹奏楽編成まで様々な人数で演奏できるアンサンブルです。2013年に作曲した「3つのわらべうた」という作品と同じ形を目指しました。今回は“琉球民謡”をテーマに3つの楽章を構成しています。
1楽章は「安里屋ユンタ」
ユンタとは労働歌の一種で、田植えをする時に歌われていました。八重山諸島の竹富島に伝わる古謡です。
2楽章は「てぃんさぐぬ花」
てぃんさぐとは鳳仙花(ほうせんか)のことで、沖縄県では古くから鳳仙花の汁を爪に塗って染めると悪霊除けの効果があると信じられていました。歌は10番まであり、親や年長者の教えに従うことの重要性を説いています。
そして最後は「谷茶前(たんちゃめ)」
谷茶(たんちゃ)は沖縄県本島の恩納村の地名で、この民謡は谷茶の海岸を舞台にしています。沖縄本島の代表的な民謡と踊りで、男女で対になる打組踊り(対照的な関係にある者たちの心の持ちようを主題とした踊り)が特徴です。
3楽章はリズミカルに楽しく、2楽章はハーモニーを大切に美しく、1楽章はバランスよく仕上げるとよいかもしれません。
(高橋宏樹)