疾走、艶やか、幻惑的、荘厳、力強く、と様々な表情をもった「舞」が物語の中に登場する作品。
楽曲詳細情報
- 作曲
- 福田洋介(Yosuke Fukuda)
- 演奏時間
- 8:00(約)
- グレード
- 4
- 編成
- フレキシブル5~6パート+打楽器
- 販売形態
- 販売譜(スコア+パート譜)
- Part 1
- Piccolo & Flute
- Oboe
- Clarinet in E♭
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Part 2(opt.)
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Part 3
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Trumpet in B♭
- Horn in F
- Part 4
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Trumpet in B♭
- Horn in F
- Bassoon
- Trombone
- Euphonium
- Part 5
- Alto Clarinet in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Horn in F
- Bassoon
- Trombone
- Euphonium
- Part 6
- Bassoon
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Tuba
- String Bass
- Percussion
- Floor Tom
- Bass Drum
- Bongo
- Snare Drum
- Crash Cymbals (Suspended Cymbal)
- Hi-hat Cymbal
- Sleigh Bells
- Triangle
- Wind Chime
- Ride Cymbal
- Mallets(opt.)
- Glockenspiel
- Vibraphone
- Xylophone
- Timpani(opt.)
楽器編成
楽曲解説
2018年 大仙市立南外中学校・委嘱作品
日本は「間」の文化、という説明をよく目にします。言葉とことばの合間、物の距離感、不均一に見えるものの中にある空間の表現など、意識しないとその事実に気付かないまま、日本人には深く馴染んでいるものです。狂言や能だけでなく、相撲や剣術においてとても大切にされる「間合い」、ジャンケンやハイタッチをする時にも、あの一瞬の中に、緊張感と、とても力強い「気」が発生するように思います。
今作「一閃の舞」は、ひとつの物語に「舞」のイメージを重ねています。とはいえ、想定した物語はないのですが、各章の中にある「決まりの一瞬」への高調や雄大な調べをうたい、舞い上げる事が出来たらと思います。ファンファーレ風の序章、疾走しつつ華麗に繰り広げられる第1部、静かに艶やかに舞う第2部、幻惑的な3拍子の第3部、第2部のイメージに回帰し荘厳な高まりを見せたのち冒頭のファンファーレが再び奏され、再び駆け上がり力強く舞う第4部、そして終幕。
様々な表情をもった閃き(きらめき)が奏であげられる絢爛な演奏を期待します。
(福田洋介)