世界中の人々に愛される古城の栄枯盛衰を題材に。物語の起承転結をドラマティックに表現した作品。
楽曲詳細情報
- 作曲
- 広瀬勇人(Hayato Hirose)
- 演奏時間
- 4分(約)
- グレード
- 3
- 編成
- フレキシブル5~7パート+打楽器
- 販売形態
- 販売譜(スコア+パート譜)
- Part 1
- Flute
- Oboe
- Clarinet in E♭
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Cornet in B♭
- Cornet in E♭
- Part 2
- Flute
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Cornet in B♭
- Part 3(opt.)
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Cornet in B♭
- Flugelhorn in B♭
- Horn in F
- Alto Horn in E♭
- Part 4
- Bassoon
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Flugelhorn in B♭
- Horn in F
- Alto Horn in E♭
- Trombone
- Euphonium
- Part 5
- Bassoon
- Clarinet in B♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Horn in F
- Trombone
- Euphonium
- Part 6(opt.)
- Bassoon
- Bass Clarinet in B♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Trombone
- Euphonium
- Part 7
- Bassoon
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Bass Trombone
- Tuba
- String Bass
- 1st Percussion(opt.)
- Timpani
- Suspended Cymbal
- 2nd Percussion(opt.)
- Glockenspiel
- Hi-hat Cymbal
楽器編成
楽曲解説
この作品は2021年、ブレーンミュージックの委嘱作品として作曲されました。「ノイシュヴァンシュタイン」とはドイツ南部に位置するお城の名前で、そのメルヘン溢れる美しい外観から「白鳥城」と呼ばれ、シンデレラ城のモデルになったと言われています。
城を建てたのは19世紀バイエルン王国の国王ルートヴィヒ2世で、幼少の頃からの夢だった「古き良きドイツ騎士道」のイメージで城を建築しますが、理想を求めすぎた結果、築城で国が多額の借金を抱えてしまいます。周りから多くの非難を浴びて国王の座を追われ、やがて城の近くにある湖の畔で謎の死を遂げます。彼の死後、彼の想いの詰まった城は皮肉にも高く評価され、現在ではドイツを代表する古城として世界中の人々に愛されています。
曲は起承転結の4つの部分で構成されており、希望に満ちて雄大な城の建設が始まる様子、周囲とあつれきが生まれ国王の座を追われる様子、失意の中、悲しげに謎の死を遂げる様子、時代を超えて、雄大な城が多くの人々に愛される様子がそれぞれ描かれています。
フレキシブル5~7重奏+オプション打楽器の編成で書かれており、金管または混合アンサンブルから小編成吹奏楽、またいわゆる金管バンドまで幅広い人数・編成で演奏することが出来ます。パート1をTrp.やCor.で演奏した場合、最高音が実音Es(記譜ファ)と音域が高くなく、オプション打楽器のPerc.1はTimpとS.C.を1人で同時に演奏出来る様に書かれてあります。
(広瀬勇人)