たくましいファンファーレの導入、太鼓とホルン等による3拍子のアレグロ、神事を表す神秘的な中間部を持つ。
楽曲詳細情報
- 作曲
- 福田洋介(Yosuke Fukuda)
- 演奏時間
- 7分00秒 (約)
- グレード
- 4
- 編成
- フレキシブル8パート(管楽器5パート+打楽器3パート)
- 販売形態
- 販売譜(スコア+パート譜)
- Part 1
- Flute
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Part 2
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Part 3
- Clarinet in B♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Horn in F
- Euphonium
- Part 4
- Clarinet in B♭
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Trombone
- Part 5
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Tuba
- String Bass
- Percussion 1
- Wind Chime
- Chime
- Triangle
- Marimba
- Suspended Cymbal
- Percussion 2
- Gong
- Vibraphone
- Glockenspiel
- Suspended Cymbal
- Hi-hat
- 拍子木
- Percussion 3
- Bass Drum
- Tom-tom
- Bongo
- Wood Blocks
- Rin
楽器編成
楽曲解説
「暁」は太陽が昇り始めるほの暗いころ。夜が朝になる色合いの変化の中に神秘を感じずにいられません。朝になると明らかに何かが始まるのであり、そして我々は太陽に導かれながら生きるのだろうと思うのです。その「はじまり」の力強さを描こうとした作品です。英題に「Ritual=儀式」と記したのですが、具体的に宗教的な儀式を示すものではなく、活動する人間としてまばゆく光りはじめる空を讃える心持ちに、個々の宗教観が備わっているのではないかという推理からつけたものです。
作品は上行形のフレーズやモチーフを中心に、たくましいファンファーレの導入、太鼓とホルン等を中心とした3拍子のアレグロ、「神事」のイメージを借りた神秘的な中間部を持ちます。管楽器と打楽器群は全編を通じて別個の役割を担っており、立体的な音響イメージを目指しています。
もともと金管5重奏と打楽器3重奏のための作品を、今回フレキシブル・アンサンブル版に仕立て直しました。任意の管楽5重奏のみならず、合奏として重ね合わせやソロの選択なども大胆に行っていただき、ダイミナックな演奏を期待しています。
(福田洋介)