♪詳細情報♪
楽器配置例
▼楽器編成▼
1st Percussion
Triangle (Small)
Snare Drum
Guiro
Triangle (Small)
Snare Drum
Guiro
2nd Percussion
Triangle (Medium)
2 Tom-toms (High)
Triangle (Medium)
2 Tom-toms (High)
3rd Percussion
Triangle (Large)
2 Tom-toms (Low)
Wind Chime
Triangle (Large)
2 Tom-toms (Low)
Wind Chime
♪楽曲解説♪
“吹奏楽界で活躍する邦人作曲家による打楽器アンサンブル開発”として取り組まれてきた、寺田由美パーカッションアンサンブル「ドライヴ」の委嘱シリーズとして作曲。同グループのCD『ドライヴV』(2023年)に収録されリリースされた。
この企画は寺田先生のご提案で「中学・高校生をはじめ一般愛好家のレパートリーを開発する」といった主旨のもと2005年にスタートし、私はこれまでに打楽器5重奏曲《バッカナール》、打楽器4重奏曲《スピリチュアル》を作曲した(ブレーン刊)。
今回はその続編として打楽器3重奏曲の作曲に挑戦。メロディメーカーとして知られる私だからこそ、あえて音律のある鍵盤楽器を使用せず、更には3人の奏者のためにトラックを借用することを避け、大型楽器(ティンパニやバスドラムなど)を使用せず自家用車で運搬できる範囲の編成という制約を自分自身に課した。
曲名には長期に渡り企画を継続してきた寺田先生への敬意の意味をこめての“ドライヴ”、そして色彩感のある音色を追求するという意味合いで“スペクトル”を用いた。特に教育現場で親しんでいただけたら幸いである。
(八木澤教司)
初演:寺田由美パーカッション・アンサンブル「ドライヴ」
Perc.1 土屋吉弘
Perc.2 畑中暢行
Perc.3 寺田由美
記譜表(楽譜の見方)