♪東海大学菅生高等学校吹奏楽部による演奏
♪詳細情報♪
▼楽器編成▼
Flute(doub. Piccolo)
Oboe
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
Bass Clarinet in B♭(doub. Contrabass Clarinet in B♭)
Alto Saxophone in E♭
Oboe
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
Bass Clarinet in B♭(doub. Contrabass Clarinet in B♭)
Alto Saxophone in E♭
1st Percussion
Timpani
Vibraphone
Marimba
Snare Drum
4 Toms
Kick Bass Drum
Suspended Cymbal
Splash Cymbals
Antique Cymbal
Wind Chime
Anvil
Vibraphone
Marimba
Snare Drum
4 Toms
Kick Bass Drum
Suspended Cymbal
Splash Cymbals
Antique Cymbal
Wind Chime
Anvil
2nd Percussion
Marimba
4 Toms
Bass Drum
Kick Bass Drum
Tam-tam
Suspended Cymbal
Splash Cymbals
Antique Cymbal
Wind Chime
Whip
Anvil
4 Toms
Bass Drum
Kick Bass Drum
Tam-tam
Suspended Cymbal
Splash Cymbals
Antique Cymbal
Wind Chime
Whip
Anvil
♪楽曲解説♪
この作品は東海大学菅生高等学校吹奏楽部の委嘱で作曲し、2020年度第44回東京都高等学校アンサンブルコンテストで初演されました。(第44回東京都アンサンブルコンテストでは金賞受賞。)
2020年はベートーヴェン生誕250年でしたが、同世代を生きていたナポレオンに興味を持ち、彼の半生を音で表現してみようと思い作曲しました。
ナポレオンが生まれたコルシカ島は、当時情勢が不安定でした。冒頭部分は戦乱の緊張感を表現しています。途中でテンポがゆっくりになり、多声音楽が登場します。コルシカ島の音楽はポリフォニー(多声音楽)が中心で、様々な旋律が次々と絡み合っていくこの部分は、その民族音楽を表現しています。そしてフランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」が登場する場面では、ナポレオンが戦いに次々と勝利していく様子を表しています。生きるか死ぬかという極限状態の中でも、彼は恋をし、結婚します(彼の自筆のラブレターも残っています)。途中穏やかな部分では、妻に対する愛情を表現しており、高らかに歌い上げます。そして最後は再び力強い音楽になり、一気に駆け抜けて終わります。
彼は生前にこのように語っています。
「私の残した業績と輝かしい歴史は、永遠の光を放ちつづけるであろう。」
色々と想いを馳せながら演奏していただき、表現の幅が狭くならないように意識していただけると嬉しいです。
(松下倫士)