
楽曲詳細情報
- 作曲者
- ジョージ・ガーシュイン(George Gershwin)
- 編曲
- 黒川圭一(Keiichi Kurokawa)
- 演奏時間
- 5分00秒 (約)
- グレード
- 3.5
- Trp.最高音
- 1st:↑B、2nd:↑Es
- 編成
- 金管8重奏
- 販売形態
- 販売譜(スコア+パート譜)
楽器編成
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 1st Horn in F
- 2nd Horn in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- Euphonium
- Tuba
楽曲解説
“完璧な音楽家”とも称され“アメリカ音楽”を作り上げたとされるジョージ・ガーシュイン(1898~1937)の作品を金管8重奏のメドレーに編曲したものの第2弾です。(第1弾はこちら)
このメドレーは、以下の5曲から構成されています。
- ▪ピアノ協奏曲
- メドレーの序奏にあたります。わずか8小節間ですがドラマチックな表現が欲しいところです。やや複雑なハーモニーが使われているため、音がぶつかるように感じられるかもしれません。怖がらず正確な音程での演奏を心掛けましょう。
- ▪クラップ・ヨー・ハンズ
- 8分音符にスタッカートや山形アクセントが付けられている箇所は、ハネずにイーブンで(均等に)演奏します。ところどころポリリズム的な動きをしているメロディが安定して演奏するためにも、表打ち、裏打ちの伴奏パートは正確にテンポをキープしてください。
- ▪誰かが私を見つめている
- ゆるやかなテンポのバラードです。Fのトランペットソロは、多少フェイク気味に演奏しても良いと思います。I直前のリタルダンドで一度音楽が落ち着きますが、Iからは対照的に豪華なサウンドが欲しいところです。
- ▪魅惑のリズム
- この曲もハネずにイーブンで演奏します。Euph.パートが持ち替えの指定があるウッド・プロックは、手持ちのものでも構いませんので、状況が許すようならぜひ入れてみてください。4分音符の刻みが入ることによって、リズムの面白さがより際立ちます。
- ▪アイ・ガット・リズム
- 基本的には前曲のテンポ感を維持しますが、ここからはスウィングで演奏します。スウィングとは言っても、ファースト・スウィングですので、2つの8分音符を「2:1に分割する」のではノリが重すぎてしまいますので、ほとんどイーブンくらいと考えて良いでしょう。練習段階では、ドラム・セットにスウィングのパターンを刻んでもらってグルーヴを掴むのも効果的だと思います。
この編曲は、伊奈町立小針中学校吹奏楽部の委嘱により2011年に編曲したもので、同年11月5日に行われた、第35回埼玉県アンサンブルコンテストにおいて、同校金管8重奏(Trp.1 菊池遥佳、Trp.2 久保田菜月、Hrn.1 横山陽香、Hrn.2 松本萌、Trb.1 木村茉友里、Trb.2 山本愛、Euph. 新井寧々、Tub. 菰田ゆり乃)によって初演されました。
(黒川圭一)


















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