♪詳細情報♪
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
4th Clarinet in B♭
Alto Clarinet in E♭
Bass Clarinet in B♭
Contra-alto Clarinet in E♭(or Contrabass Clarinet in B♭)
♪楽曲解説♪
原曲は松本フルートアンサンブル第10回記念定期演奏会の委嘱作品として2007年に作曲したフルート6重奏(ENMS-84130)ですが、その後、他の編成でも演奏したいというご依頼が多く小編成の吹奏楽版(16人編成)や混合アンサンブルに何度か改編を試みました。
クラリネット8重奏にも改編したらどうか、という多くの声もあり関西を拠点として活躍するプロフェッショナルな吹奏楽団ウインドアンサンブル奏のクラリネットセクションの委嘱作品としてこの《ディヴェルティメントV》を2011年に完成させ、同年にクワイア形態にて世界初演されました。
“ディヴェルティメント”とは日本語で“嬉遊曲”という意味があり、もともとは18世紀中期に音楽史上に現れた一種の器楽組曲を指す語句です。今日に知られる歴代のディヴェルティメントのほとんどは4~10曲の比較的短い楽章から構成され、小さなアンサンブルのために書かれています。
この作品も古典的な音楽語法を応用した6つの組曲として手がけています。個性的なそれぞれの小品を自由なイメージを持って演奏して頂けましたら幸いです。更に幅広く親しまれることを作曲者として願っています。
尚、今回の出版にあたってクラリネット奏者の三浦幸二さんの提案もありコントラアルト・クラリネットをコントラバス・クラリネットでも演奏できるよう配慮した楽譜をご用意しました。
(八木澤教司)
(世界初演メンバー)
Es 家恵子(いえ・けいこ)
1st 樋口崇(ひぐち・たかし)、中平沙希(なかひら・さき)
2nd 高橋由有子(たかはし・ゆうこ)、辻敦子(つじ・あつこ)
3rd 東山梓(ひがしやま・あずさ)、山内かおり(やまうち・かおり)
4th 波多野真衣(はたの・まい)
Alto 北川睦子(きたがわ・むつこ)
Bass 北川靖明(きたがわ・やすあき)、上堂尚子(うえどう・なおこ)
C.B 碇健雄(いかり・たけお)