♪詳細情報♪
作曲者: アストル・ピアソラ(Astor Piazzolla)
編曲: 黒川圭一(Keiichi Kurokawa)
演奏時間:5分00秒 (約)
グレード:4
B.Cl.最低音:Low Cis (実音)
編成:クラリネット4重奏
販売形態:販売譜(スコア+パート譜)
編曲: 黒川圭一(Keiichi Kurokawa)
演奏時間:5分00秒 (約)
グレード:4
B.Cl.最低音:Low Cis (実音)
編成:クラリネット4重奏
販売形態:販売譜(スコア+パート譜)
楽器編成
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
Bass Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
Bass Clarinet in B♭
♪楽曲解説♪
アルゼンチンを代表する音楽家、アストル・ピアソラ(Astor Piazzola 1921-1992)は、世界で最も有名なタンゴの作曲家でありバンドネオン奏者であるといえるでしょう。ピアソラは幼少期のニューヨーク滞在やパリ留学の影響もあって、古典的なアルゼンチン・タンゴにクラシックやジャズの要素を融合させた独自の音楽世界を創り上げました。この作品は1960年代の半ばに書かれたもので、タイトルの「革命家」とは"タンゴの革命家"と呼ばれたピアソラ自身のことを指しているとも、また、キューバ革命の指導者チェ・ゲバラを表しているともいわれています。
このクラリネット4重奏の編曲は、千葉県の一般バンド、アンサンブル・市川のクラリネット4重奏(Cl.1 石井理恵、Cl.2 高橋澄恵、Cl.3 吉田直、B.Cl. 難波寿枝)の委嘱により編曲したもので、2007年12月16日に行われた千葉県アンサンブルコンテストにおいて初演されました。
演奏にあたっては、ピアソラらしい熱く緊張感のある音楽世界を表出して欲しいと思います。冒頭のユニゾンは、演奏が単調になってしまいがちですので、音の終わりを鋭く断ち切るややポップス的な演奏をすることにより、リズム感をはっきりさせ、よりエネルギッシュな演奏にすることができるでしょう。中間部の1stと2ndの掛け合いは、楽譜の音価に捕らわれすぎず、対話するように演奏してください。103小節目のカデンツァは、技巧的に華やかに演奏して欲しいと思います。
(黒川圭一)