♪詳細情報♪
編曲:鈴木英史(Eiji Suzuki)
演奏時間:4分30秒(約)
グレード:3.5
編成:バリ・テューバ4重奏
販売形態:販売譜(スコア+パート譜)
2nd Euphonium
1st Tuba
2nd Tuba
♪楽曲解説♪
1998年に石川県の辰口中学校吹奏楽部・北山義隆先生の委嘱によりアレンジした、同名の吹奏楽編曲を「テュービアム」の委嘱により、短縮してバリテューバ4重奏にアレンジしたものです。2007年4月17日に横浜みなとみらい小ホールにおいて、テュービアムメンバー(ユーフォニアム:庄司恵子、山戸宏之 テューバ:堤 拓幸、山岸明彦)により初演されました。
曲については、もう言うまでもないでしょう。レハールの大ヒットオペレッタからの自由な抜粋です。4本の低音楽器は、まさに声のイメージにピッタリだと感じます。
喜歌劇や歌の曲には、この楽器・この編成はかなり可能性があるのではないかな、と思いながら編曲しました。バリテューバの魅力は何と言ってもそのハーモニーの響きの豊かさにあると私は感じています。ですから、この楽譜でも、必ずどの声部でも歌うようにたっぷりと響かせることが大切。それによって、響きとしての旋律が生まれてくるでしょう。一番上の旋律だけの事を考えて、他を落としたバランスを取ると、逆に全体が貧相になってしまいますので、避けてください。
吹奏楽のアレンジと1カ所違いますが、それは「ヴィリア」の部分が「ワルツ」に変更されている、練習番号Eの部分です。その前の4分の2と、8分音符のテンポを変えずに演奏するとスムーズに繋がります。Hの「ヴィリア」に戻るときも同様です。しかし全体のテンポ設定は、どのように歌うか、によって大きく変わってくるので、それぞれで一番良い形を設定してください。
最後の239小節目の1st Euph. にdiv. がありますが、これは可能なら上の音を、無理なら下の音を吹いてください。仮に各パート複数のアンサンブルで演奏する場合などは、勿論div.で演奏して下さい。とにかく明るく楽しく演奏出来ると最高です。
(鈴木英史)