吹奏楽人気作のソロ版として登場
♪詳細情報♪
▼楽器編成▼
Bass Clarinet
Piano
Piano
♪楽曲解説♪
この曲は元々吹奏楽曲で、茨木市立太田中学校吹奏楽部の委嘱で定期演奏会のために書きました。
中学生のための作品ということで、学生が基礎的なものを身につけながら楽しく演奏できる作品というコンセプトを基に考えました。
私の吹奏楽部時代の代表的な「教育的音楽」といったらスウェアリンジェンやバーンズの《アルヴァマー序曲》でした。これらの曲からヒントを得て、いわゆる急-緩-急の序曲形式をとりました。今の子供達にはどういう印象かわかりませんが自分なりの「やりたくなる作品・思い出に残る作品」を目指しました。
もう一つ作曲する上で大事にしている事は「歌えるメロディ」です。歌詞を持たない器楽でもフレーズ(ブレス)や音域はとても大事でむしろ歌詞の無いぶん感情に訴えなくてはならないと思っています。そのうえで「歌えるメロディ」はとても重要かと感じています。その中に1本の映画や小説のようなストーリー性をもって緩急つけるという事も音楽において大事なことです。
そういった「総合演出」を楽器の縦横ピッチの技術的な部分と合わせて身につけてもらいたく書いた作品です。
(高橋宏樹)