金管12重奏＋打楽器：マジック・ブック／ティエリー・ドゥルルイエル【アンサンブル輸入楽譜】

作曲：ティエリー・ドゥルルイエル(Thierry Deleruyelle)
演奏時間：5:50（約）
グレード：初中級
編成：金管12重奏＋打楽器

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
Bb Trumpet 3
F Horn 1
F Horn 2
F Horn 3
Trombone 1
Trombone 2
Trombone 3
Baritone/Euphonium
Tuba
Timpani
[Mallet Percussion]
[Percussion 1]
[Percussion 2]

『魔法の本』は、デンマークの作家タング・クリステンセンの物語を元にした作品です。
物語の主人公ハンスは、どんな姿にも変身できる不思議な本を手に入れます。貧しい両親を助けるため、ハンスはまず犬に変身し、公爵に売られます。次に牛になって王様に売られ、王女の結婚式のための資金になります。そして家を建てるため、最後に馬に変身します。
しかし、馬として売られた際、手綱付きで売られたために逃げられなくなってしまいます。ハンスは鳩に変身して何とか逃げ出し、飛んでいった先で王女に捕まります。
驚くことに、鳩は人間の姿に戻り、ハンスだとわかります。二人は恋に落ち、結婚して王と王妃になります。
この物語をもとに、ティエリー・ドゥルルイエルが三部構成の原作から金管アンサンブルと打楽器用に二部構成の編曲を行いました。

「お城にて」では、ハンスが城に到着する場面が描かれます。音楽は深みと緊張感を増し、打楽器のリズムがアンサンブルを導いて荘厳なメロディーへと盛り上がっていきます。
「王室の結婚式」は物語のハッピーエンドを彩ります。豪華な王室の結婚式が、晴れやかで楽しい音楽で表現されます。
ファンファーレが新郎新婦の到着を告げ、王女の腕を取るハンスの姿が目に浮かびます。現代的なスタイルで、打楽器が全体を盛り上げ、物語は喜びのうちに締めくくられます。