音出しからステージチューニングのような流れの中で主題が聴こえてくる、面白い仕掛けのオープナー。
楽曲詳細情報
- 作曲
- 清水大輔(Daisuke Shimizu)
- 演奏時間
- 8分(約)
- グレード
- 4
- 主なソロパート
- 特になし
- Trp.最高音
- 1st:high B♭/ 2nd:high B♭/ 3rd:G
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- 1st & 2nd Flutes
- 1st & 2nd Oboes
- Bassoon (div.)
- Clarinet in E♭
- 1st Clarinet in B♭(div.)
- 2nd Clarinet in B♭(div.)
- 3rd Clarinet in B♭(div.)
- Alto Clarinet in E♭
- Bass Clarinet in B♭
- 1st & 2nd Alto Saxophones in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 3rd Trumpet in B♭
- 1st & 2nd Horns in F
- 3rd & 4th Horns in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- 3rd Trombone
- Euphonium (div.)
- Tuba (div.)
- String Bass
- Harp
- Timpani
- 1st Percussion
- Bass Drum
- Snare Drum
- 2nd Percussion
- Tam-tam
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- 3rd Percussion
- Wind Chime
- Whistle
- Rattle
- 4th Percussion
- Glockenspiel
- Marimba
- 5th Percussion
- Tubular Bells
楽曲解説
2008年、「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」の委嘱により書き始め4月に完成した作品。
この作品を書くにあたって代表である金井信之氏とメールで色々なやりとりをさせて頂きました。
『どのような構成にするか?』、『何分の作品にするか?』、『タイトルをどのようにするか?』金井氏にはかなり具体的なヴィジョンがあり、私自身非常に驚いたと共に感銘を受けました。そのイメージにどこまで近づけるか、というのが今作品の最大の焦点になったと思います。それはまるで映画監督と映画音楽作曲家のやりとりのようで、とにかく楽しい創作時間でした。
タイトルをよ~く見ると、、、『夢のよう、なにわ』。夢と想像の素晴らしい世界へと誘う、「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」の音楽に最大の敬意を表してこのタイトルにしました。(このタイトルのヒントを下さったのも金井氏です。)
曲の内容はとにかくストレートに音楽の楽しさを表現したつもりです。
映像がないとわかりづらいとは思いますが、冒頭部分では指揮者がいない状況で曲が始まり、Horn、中低音による荘厳なフレーズあたりで指揮者が登場します。(曲の途中で拍手が起こります。)
作品の冒頭部分で各パートが吹くフレーズはどこが最初に始まっても構いません。
あまりテンポ感を感じさせないようにして、あくまで自由に音を出している雰囲気を演出してみて下さい。
(清水大輔)