スウェアリンジェンのオマージュ。高らかなファンファーレ、爽快なメロディ、歌心ある中間部に溢れ出る。

バンド指導者による選曲アドバイス
新たに迎えた新入生も上級生も共に楽しめる作品!大変わかりやすくドラマティックな構成と親しみやすい旋律を持ち、4月に迎えた新入生も上級生も共に楽しめる作品となっています。作曲者によれば、かつて日本でも盛んに演奏された・・・
楽曲詳細情報
- 作曲
- 高橋宏樹(Hiroki Takahashi)
- 演奏時間
- 6:30(約)
- グレード
- 2.5
- 主なソロパート
- 特になし
- Trp.最高音
- 1st:F / 2nd:D
- 演奏最少人数
- 19
- 編成
- 吹奏楽
楽器編成
- Piccolo
- Flute
- Oboe (Option)
- Bassoon (Option)
- 1st Clarinet in B♭
- 2nd Clarinet in B♭
- *Bass Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- *Baritone Saxophone in E♭
- 1st Trumpet in B♭
- 2nd Trumpet in B♭
- 1st Horn in F
- 2nd Horn in F
- 1st Trombone
- 2nd Trombone
- 3rd Trombone (Option)
- Euphonium
- Tuba
- String Bass (Option)
- Timpani
- 1st & 2nd Percussions
- Snare Drum
- Bass Drum
- Suspended Cymbal
- 3rd Percussion
- Crash Cymbals
- Tambourine
- Triangle
- 4th Percussion (Option)
- Glockenspiel
- Xylophone
- Chimes
楽曲解説
ブレーンさんに「中高生が楽しめる教育的な曲」というテーマで委嘱いただいた際、真っ先に思い浮かんだのがJ.スウェアリンジェン氏の音楽でした。
私も中高生時代は吹奏楽部で、当時は邦人作品がまだまだ少なく、スウェアリンジェン氏の作品には本当にお世話になりました。
「インヴィクタ序曲」「ロマネスク」「センチュリア」「シーゲート序曲」…と挙げればキリがありません。そんなスウェアリンジェン氏をオマージュし、彼の作品のようなサウンドを目指して作曲したのが今回の「A New Singer」です。
高らかなファンファーレ、爽快なメロディ、歌心のある中間部を持ち、各パートにそれぞれ楽しい役割のある、そして練習を通じて基礎力をつけられるといった、まさに“教育的な”作品となっています。
コンクールをはじめ、文化祭などの催しや普段の基礎合奏など様々な場面で演奏していただければ幸いです。
タイトルの「A New Singer」は“新たなる歌い手”という意味を持ちます。楽器を始めて間もない方が(そうでない方も)奏者=歌い手として舞台に立ち脚光を浴びるイメージをもって練習してほしいと思います。
そして「A New Singer」、スウェアリンジェン氏(Swearingen)のアナグラムでもあるのです!
(高橋宏樹)