↑23名での演奏↑
編曲:朴 守賢(Park Soo-Hyun)
演奏時間:6:00(約)
グレード:3.5
最少演奏人数:23人
Trp.最高音:1st:high B♭/2nd:F/3rd:Es
編成:吹奏楽
1st Flute
2nd Flute
Oboe (option)
Bassoon (option)
Clarinet in E♭ (option)
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭ (option)
Alto Clarinet in E♭ (option)
Bass Clarinet in B♭
1st Alto Saxophone in E♭
2nd Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
2nd Trumpet in B♭
3rd Trumpet in B♭(option)
1st & 2nd Horns in F
3rd & 4th Horns in F (option)
1st Trombone
2nd Trombone
Bass Trombone (option)
Euphonium
Tuba
String Bass (option)
1st Percussion
Wind Chime
Triangle
Vibraphone
Marimba
Tubular Bells
東海大学付属大阪仰星高等学校吹奏楽部の委嘱により、2021年5月に編曲、同年7月に同吹奏楽部定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)にて初演されました。その後、今回の出版に際してブレーン株式会社と協議を重ね、元のアレンジを生かしつつ小編成でも対応できるようオプション楽器を増やしてリアレンジを施しました(オプション楽器の他にも、バス・クラリネットとバリトン・サキソフォンはどちらか一方があればカバーできるように、また、打楽器は最小4人で演奏できるように配慮しました)。
顧問の藤本佳宏先生のリクエストにより、原曲の美しさが生きるアレンジ、また、弦楽の響きを彷彿とさせるようなアレンジを念頭に置いて編曲しました(選曲や曲順も藤本先生のご要望によるものです)。原曲はピアノや弦楽器の存在が大きいですが、その繊細な美しさを管楽合奏に於いても再現すること、そして、その一方で吹奏楽だからこそ為せる美しさというのも同時に叶えられるように細部の筆致までこだわりました。
東海大仰星高校の大きい編成では、木管の細かいセクションやコントラバスに対してのオーケストレーションも最大限活用しましたが、今回のオプション付きの小編成対応版では、そのオーケストレーションのキャパシティを縮小させながらも、やはり、その条件上で最大限のオーケストレーション上のバラエティを魅せるということにも苦心しました。
今回は上述したような目的のために、独自のパッセージやオブリガートも適宜施しておりますが、目的以上の余計な変奏や展開はせずに、「原曲の美しさが生きる」ための編曲に徹しました。
たくさんの方々に『ニュー・シネマ・パラダイス』の美しい世界観、美しい音楽をお楽しみいただければ幸いです。
(朴 守賢)