編曲:後藤 洋(Yo Goto)
演奏時間:8:00(約)
グレード:4
主なソロパート:Ob.(or Fl, A.Sax.) / Cl. / A.Sax. / Trp.
Trp.最高音:1st/High B♭ 2nd/Ges 3rd/Des
編成:吹奏楽
販売形態:販売楽譜(スコア+パート譜)
1st Flute
2nd Flute
Oboe(Opt.)
Bassoon(Opt.)
Clarinet in E♭
1st Clarinet in B♭(div.)
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
Alto Clarinet in E♭(Opt.)
Bass Clarinet in B♭
1st Alto Saxophone in E♭
2nd Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
2nd Trumpet in B♭
3rd Trumpet in B♭
1st & 2nd Horn in F
3rd & 4th Horn in F
1st Trombone
2nd Trombone
3rd Trombone
Euphonium
Tuba
String Bass(Opt.)
Snare Drum
Bass Drum,Triangle
Suspended Cymbal
Tambourine,Chimes
Glockenspiel, Vibraphone
Marimba
1990年から93年にかけて東芝EMIが制作した「新・実践吹奏楽指導全集」に収めるために編曲されたメドレーです。今回の再発売にあたり、オーボエ、バスーン、ダブル・ベース等を持たないバンドのための代替案を示すなど、小編成での演奏についても配慮しました。
『屋根の上のヴァイオリン弾き』は1964年9月にニューヨークで幕を開けて以来、7年9ヶ月、延べ3242回のロング・ランを記録したミュージカルです。帝政ロシア領に暮らすユダヤ教徒の生活を描いた、ショーレム・ アレイハムの短編小説『牛乳屋テヴィエ』を原作とするジェゼフ・スタインの脚本、シェルダン・ハーニックの作詞、ジェリー・ボックの作曲。そして演出・振付は『ウェストサイド・ストーリー』のジェローム・ロビンスが担当しました。それまでブロードウェイには不向きとされていたシリアスなテーマに挑み、見事観客の心をつかむことに成功した名作です。1971年に映画化されましたが、日本では森繁久彌が900回にわたって主人公テヴィエ役をつとめた(その後、上條恒彦、西田敏行、市村正親がその役を引き継いだ)舞台公演でこのミュージカルをご存じの方も多いのではないでしょうか。
この編曲は〈プロローグ〉〈伝統(しきたり)の歌〉〈ミラクル・オブ・ミラクルズ〉〈サンライズ、サンセット〉〈婚礼の踊り〉をメドレーにしたもので、有名な〈サンライズ、サンセット〉でしんみりした後、クラリネットのカデンツァを経て、〈婚礼の踊り〉で興奮が最高潮に達するように構成されています。旧東芝EMI版の楽譜を用いて、コンクールの自由曲として演奏したバンドもあったようですが、実際クラシック/ポップスいずれのコンサートでもメイン・プログラムとして楽しんでいただける内容です。
(後藤 洋)