♪詳細情報♪
編曲:杉浦邦弘(Kunihiro Sugiura)
演奏時間:3分30秒 (約)
グレード:3
主なソロパート: A.Sax.
編成:吹奏楽
販売形態:販売譜(スコア+パート譜 参考演奏CD付き)
▼楽器編成▼
Flute
Oboe
Bassoon
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭ (div.)
3rd Clarinet in B♭
Bass Clarinet in B♭
1st & 2nd Alto Saxophones
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
2nd & 3rd Trumpets in B♭
1st & 2nd Horns in F
1st & 2nd Trombones
Euphonium
Tuba
Electric Bass Guitar
(or Synth Bass)
Piano
1st Percussion
Wind Chime / Castanets
♪楽曲解説♪
◆演奏上のアドバイス
原曲はト短調で書かれており、吹奏楽にとっても演奏しやすい調性です。編曲にあたってはなるべく原曲の雰囲気を忠実に表現してみました。小さな編成の楽団でも対応できるように不足する楽器やバランス的に弱い楽器を想定してスコアとパート譜には代奏のためのキューが細かく指示してあります。必要と判断される箇所でためらわずに活用してください。中~大編成の吹奏楽団の場合、ホルンは1st、2ndそれぞれ2本ずつ、合計4本で演奏する方が他のパートとのバランスがとりやすいでしょう。
ポピュラー曲を演奏する際、エレクトリック・ベース・ギターは欠かせない楽器です。是非、編成に加えてみてください。奏者がいない場合はシンセサイザーで代用するのもひとつの方法です。各パートが1本しかないようなごく小規模な楽団にとって、ピアノは大きな役割を果たすでしょう。また、シンフォニック・バンドではP.A.装置で音量を増幅するのも良いし、エレクトリック・ピアノやシンセサイザーで全体のサウンドをより色彩的にするのもバンドの個性が発揮できる方法のひとつです。なお、小音符で書かれた左手のベース・パートは低音群が充実していれば省略して良いと思います。ピアノやベース・ギターの楽譜にはコードが書かれているので、ギターを加えても良いでしょう。(その場合ドラムやパーカッション群のリズム・パターンを参考にしてください。)
アコーディオンによって演奏されるイントロ・間奏の旋律はクラリネットを中心とする透明感のあるサウンドづくりを期待します。特にイントロでは音域が高いので、突き刺すような音色になってしまう場合は1オクターヴ低くしても良いでしょう。特徴的なマンドリンはヴィブラフォンとグロッケンシュピールで演奏されます。むらのないトレモロを心掛け、平面的にならないようダイナミックスの変化をつける事が重要です。打楽器奏者が多数いるバンドではヴィブラフォンのパートにマリンバを重ねても良いでしょう。主旋律にはアーティキュレーションを指示していないので様々な歌い方が可能ですが、複数の奏者によるユニゾンは吹き方を統一してください。アルト・サクソフォーンのソロ(2コーラス目後半)はリズムを崩したり、装飾的な奏法を(ベンド、グリッサンド等)用いて個性を存分に発揮しましょう。
《メドレーで演奏する場合》
メドレーで演奏したい場合は通常どおり終止線の小節で曲を閉じる。「 Good Bye My Love(グッドバイマイラブ)」に繋げ2曲をメドレーとして演奏する場合は95小節目から97小節目の「Medley Coda」に飛ぶ。演奏時間を短縮するのであれば、1番カッコを演奏せず1ハーフ(ストレート)で進行しても良い。「Airport(空港)」を加えた3曲をメドレーとして演奏する場合は、ストレートで演奏後「Medley Coda」に進み、3曲目は通常のエンディングを用いる。(演奏時間に物足りなさを感じるのであれば、どれか1曲をフル・コーラスで演奏しても良い。)
このシリーズの6曲全てを「Teresa Teng Greatest Hits(テレサ・テン・グレイテスト・ヒッツ)」として演奏する場合はD.S.せず、ストレートで「Medley Coda」に進む。