原題: With Heart and Voice / David Gillingham →輝かしい栄光への軌跡を描いた祝典音楽。すべてを包み込むような輝かしいクライマックスは圧倒的な高揚感!
♪詳細情報♪
作曲者:デイヴィッド・ギリングハム(David Gilingham)
演奏時間:9分
グレード:4
Trp最高音:1st:As / 2nd:G / 3rd:G
編成:吹奏楽
出版社:C・アラン・パブリケーションズ(C. Alan Publications)
販売形態:販売譜
演奏時間:9分
グレード:4
Trp最高音:1st:As / 2nd:G / 3rd:G
編成:吹奏楽
出版社:C・アラン・パブリケーションズ(C. Alan Publications)
販売形態:販売譜
楽器編成
Piccolo
Flute 1/2
Oboe 1/2
Bassoon 1/2
Bb Clarinet 1, 2, 3
Bass Clarinet
Contrabass Clarinet
Alto Saxophone
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Bb Trumpet 1, 2, 3
F Horn 1/2
F Horn 3/4
Trombone 1/2
Bass Trombone
Euphonium
Tuba
F Horn 1/2
F Horn 3/4
Trombone 1/2
Bass Trombone
Euphonium
Tuba
Piano
Timpani (4 drums)
Percussion 1
crotales,
xylophone,
temple blocks
xylophone,
temple blocks
Percussion 2
bells,
crash cymbals,
tam-tam
crash cymbals,
tam-tam
Percussion 3
vibraphone
chimes
hi-hat
snare drum
chimes
hi-hat
snare drum
Percussion 4
3 tom-toms
bass drum
3 brake drums
suspended cymbal
marimba
bass drum
3 brake drums
suspended cymbal
marimba
解説
委嘱校の創立時から輝かしい栄光を手にするまでの軌跡を描いた祝典音楽。約9分弱の音楽の中で”多彩さ”と”統一感”とが両立した傑作。
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「ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス」は、米国・ミネソタ州にあるアップル・ヴァレー高校の創立25周年を記念して同高のスクールバンドの指揮者であるスコット・A・ジョーンズにより委嘱されたものです。アップル・ヴァレー高校は芸術に非常に力をいれていたので、私はこの委嘱を受けることを決めました。2000年12月に学校を訪問し、多くの学生や教員、管理職の方々とのミーティングを受けて、私は非常に刺激を受けました。
主題的には、アップル・ヴァレー高校の校歌であり、古いスペインの讃美歌でほとんどの教会の讃美歌に取り入れられている「Come, Christians, Join to Sing(来りて歌え)」に基づいています。私が特に好んだこの讃歌が校歌に使われていることに運命を感じました。1843年にクリスチャン・ヘンリー・ベートマンが詞を書き、その最初の一節にはこのようなくだりがあります。”Let all, with heart and voice, before his throne rejoice.” これから曲のタイトルが、「ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス」となりました。この素晴らしい高校の25周年を祝福するのに我々の「心」と「声」よりもふさわしいものがあるでしょうか。この場合の「声」は音楽であり、「心」は祝福において、音楽がもたらす感動のことです。
作品の性格として大部分は祝福であるものの、曲は不安げに始まります。アップル・ヴァレー高校の創立時を表すかのように。かつては建築家の頭の中に描いた単なるアイディア、もしくはスケッチでした。校歌の小さな断片が曲の冒頭に聞こえてきます。曲の勢いが増し、重なり合い、音量も大きくなり、主題の最初の4音が劇的に提示されて冒頭部分が終わります。一旦落ち着くと、叙情的なフルートのソロが登場します。この新要素は、質の高い教育と芸術活動への取り組みにルーツを持つ新しい学校の「使命」の独自性を表現しています。ユーフォニアムがフルートにこだまし、すぐに他の楽器も加わって、このセクションはドラマティックなファンファーレでクライマックスを迎えます。これに続くのが、多くの不協和音と活発なリズムによる転換部で、この新しい学校に命を吹き込むという挑戦を示しています。校歌(讃美歌)が輝かしく提示され、25年前のアップル・ヴァレー高校の献身を表現しています。次のセクションは打楽器の不安なリズムをベースとするフーガで始まります。このセクションは明らかに、この高校の目標と使命に挑戦し続ける姿勢そのものです。熱狂的で血気迫っていきますが、ほどなく平穏訪れます。この平穏は「校歌」の主題と「使命」の主題のマリアージュにより提示されます。つまりは、この高校が生き残るためには「使命」を決して忘れてはならないのです。拡張されたフィナーレは、陽気に喜びに溢れ、劇的に活気に満ちた雰囲気で祝福されながら両方の主題が登場し、終わりを迎えます。
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「ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス」は、米国・ミネソタ州にあるアップル・ヴァレー高校の創立25周年を記念して同高のスクールバンドの指揮者であるスコット・A・ジョーンズにより委嘱されたものです。アップル・ヴァレー高校は芸術に非常に力をいれていたので、私はこの委嘱を受けることを決めました。2000年12月に学校を訪問し、多くの学生や教員、管理職の方々とのミーティングを受けて、私は非常に刺激を受けました。
主題的には、アップル・ヴァレー高校の校歌であり、古いスペインの讃美歌でほとんどの教会の讃美歌に取り入れられている「Come, Christians, Join to Sing(来りて歌え)」に基づいています。私が特に好んだこの讃歌が校歌に使われていることに運命を感じました。1843年にクリスチャン・ヘンリー・ベートマンが詞を書き、その最初の一節にはこのようなくだりがあります。”Let all, with heart and voice, before his throne rejoice.” これから曲のタイトルが、「ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス」となりました。この素晴らしい高校の25周年を祝福するのに我々の「心」と「声」よりもふさわしいものがあるでしょうか。この場合の「声」は音楽であり、「心」は祝福において、音楽がもたらす感動のことです。
作品の性格として大部分は祝福であるものの、曲は不安げに始まります。アップル・ヴァレー高校の創立時を表すかのように。かつては建築家の頭の中に描いた単なるアイディア、もしくはスケッチでした。校歌の小さな断片が曲の冒頭に聞こえてきます。曲の勢いが増し、重なり合い、音量も大きくなり、主題の最初の4音が劇的に提示されて冒頭部分が終わります。一旦落ち着くと、叙情的なフルートのソロが登場します。この新要素は、質の高い教育と芸術活動への取り組みにルーツを持つ新しい学校の「使命」の独自性を表現しています。ユーフォニアムがフルートにこだまし、すぐに他の楽器も加わって、このセクションはドラマティックなファンファーレでクライマックスを迎えます。これに続くのが、多くの不協和音と活発なリズムによる転換部で、この新しい学校に命を吹き込むという挑戦を示しています。校歌(讃美歌)が輝かしく提示され、25年前のアップル・ヴァレー高校の献身を表現しています。次のセクションは打楽器の不安なリズムをベースとするフーガで始まります。このセクションは明らかに、この高校の目標と使命に挑戦し続ける姿勢そのものです。熱狂的で血気迫っていきますが、ほどなく平穏訪れます。この平穏は「校歌」の主題と「使命」の主題のマリアージュにより提示されます。つまりは、この高校が生き残るためには「使命」を決して忘れてはならないのです。拡張されたフィナーレは、陽気に喜びに溢れ、劇的に活気に満ちた雰囲気で祝福されながら両方の主題が登場し、終わりを迎えます。