作曲

望月京(Misato Mochizuki)

演奏時間

7:00（約）

編成

無伴奏オーボエ

Oboe

『Au bleu bois』（青い森へ）は、望月京によって1998年に作曲された無伴奏オーボエのための現代作品です。全体を通して即興的で拍子に縛られない自由な構成が特徴で、演奏者には高度な技術が求められます。作品にはマイクロトーン（微分音）、マルチフォニック（重音奏法）、その他特殊効果といった現代的な奏法が多く取り入れられており、オーボエの音色の可能性を最大限に引き出しています。
この作品は2000年2月、ドイツ・シュトゥットガルトで開催されたフェスティバル「エクラ（ECLAT）」にて、コンラート・ツェラーの演奏により初演されました。楽譜は作曲者自身の手書き譜から印刷されており、詳細な演奏解説が収められた別冊も付属しています。『Au bleu bois』は、現代オーボエ作品の中でも特に演奏難易度が高く、表現力豊かなレパートリーとして注目されています。