今までテクニック中心の曲が多かったのですが、歌い込める曲にチャレンジしたいと思い選曲しました。感情をどう表現するかが難しかったですね…。40分弱の交響曲をコンクール用にどうカットするかも大変でした。カットしだいで曲の雰囲気が全然変わりますからね…。最終的にⅢ・Ⅳ楽章から抜粋して演奏しました。歌いこむ部分に力を入れました。

この曲は前年度の全国大会で一般バンドがやっていて、「すごくカッコいい！」というのが 第一印象でした。 インパクトのある部分もあればメロディックなところもあって、構成が面白い。すごく楽しめる曲だと思います。 その音楽のメリハリを意識して演奏したので、そこをぜひ聴いてもらいたいですね！ あと、この年は打楽器の部員が多かったので、打楽器が活躍できる曲だったというのも 選曲理由の一つです。

この年は、日本ではあまりやられていない新曲にチャレンジしよう！と、 インターネットやYouTubeでいろいろ曲探しをしました。YouTubeで探していると言うと驚かれますが、結構活用しています。その中で見つけたのがこの曲です。 もともとは金管バンドの曲ですが、吹奏楽版の楽譜もあると分かったのですぐにチャレンジしました！
…がっ！とにかく難しい！！ この曲でコンクールに挑むかどうか、申込みギリギリまで悩みました。 申し込んでからも悩みました…(笑) 個人的にこの曲の好きな部分は終盤ですね。オリエンタルな雰囲気がして。もともと、モテット（声楽曲のジャンルのひとつ。多声の宗教声楽曲を指す）の要素を持った曲で、旋律の持つ力のすごさを感じた一曲ですね。

定期演奏会の選曲は基本的に生徒が決めています。 アレンジ曲をやりたいと生徒が言いはじめて取り組んだ曲です。 管弦楽曲は勉強になることが多いので、その意味も含めてチャレンジしました。 また、「バンダがある」とか「スタンドプレイがある」とか、見栄えのする要素のある曲はお客様にすごく喜んで頂けるので、そのようなことも考慮して選曲しています。

この曲はみんなが知っているだけに難しかったですね。 ごまかしが効かない…(泣) 勢いだけで出来る曲ではないので、どう表現するか、苦労しました。 パート間の駆け引きが多く出てくるので、その部分を聴いてみてください！

「旋律」とか「伴奏」とか理論だけで片付けられる曲ではないので、 この曲の音楽感、全体のイメージをいかに表現するかが難しかったですね。 定期演奏会は色々な側面から勉強できる曲を選ぶようにしていますね。

ポップスステージのオープニングには、特にこだわっていますね！ お客様を引き付けられるかどうかは、この一瞬にかかっていると思います。 あと、女子高らしい華やかで美しく、そして可愛い演出になるようにも心がけていますね！ お客様から「ワ～！！」と歓声が沸いてくださると、とても嬉しいです。

このDVDでは部分的にピックアップされていますが、実際の精華のマーチングステージは 約30分間あります。 30分間常にお客様を引き込んでいられるように、いろいろ工夫して構成を立てています。 この年のテーマは「宇宙」でした。 宇宙をテーマに「ドリル」「パーカッション」「カラーガード」などで構成していきます。 定期演奏会で行うマーチングの選曲は、できるだけお客様がどこかで聞いたことがあり、 ホッとしていただける曲を選ぶようにしていますね。

この年のテーマは「生命の奇跡」です。芽が息吹き、花が咲き、嵐や吹雪などの困難がありながらも力強くいきていく。そんな美しい花の一生を生徒の姿と結びつけて構成しました。特に女子高らしい美しい表現にもこだわりました。