小編成の現場を知る、実力派作曲家の新作を発表!編成も作風もバラエティ豊かな、個性あふれる作品がそろいました。演奏は、今回も”オオサカン”が担当。小編成ながらもシンフォニックに聴こえるよう配慮された演奏をお届けします。
また、今回はお悩みに合わせた提案も。小編成と言っても、実情は様々ですよね。各作曲家が現場の声を聞きながら生み出した作品たちがお悩みに答えます!
スターライト・ウインク
星がまたたくようなスタッカートのメロディーがかわいらしい作品。終盤にはきらきら星のテーマが壮大な響きで聞こえてきます。最少で13名より演奏可能。
アカシアの樹
学校を見守ってきた「アカシアの樹」をテーマに作曲された、和音の美しさを根幹にした力強い作品。最小で14人から中編成での演奏ができます。
三日月の彼方
「三日月」に悲しさではなく、力強さを込めた作品。とにかくカッコイイ!儚いイメージのタイトルとは裏腹の勇ましいテーマが特徴。和音進行の妙が心くすぐります。
ファンタスマゴリア
「走馬灯のように次々と移り変わる幻影」を指すタイトルの通り、変化に富んだ作品。打楽器が効果的に使用されています。
北溟の鳥の詩
八戸市の風景やお祭りの謡いを元に作曲。鳥が舞う海の風景を表した前半は、聴いているだけで美しい映像が浮かんできます。
「ある街の風景」~イタリア・ローマより~
フルート4重奏の「テルミニ」を再編した作品。ローマの街角を散策している様子を楽しいスキップのリズムが表現します。
マカーム・ダンス
フレキシブルの人気作品が小編成に。原曲よりも曲のサイズを長くし、打楽器の迫力もプラス!「マカーム」の音階を使用した独特の世界観が楽しめます。
民謡の主題によるスコットランド行進曲
行進曲ながら、印象派ならではの色彩を感じられる作品。原曲の室内楽的な響きが小編成にぴったりです。
喜歌劇「サーカスの女王」セレクション
人気のセレクションの小編成版。「音楽のサーカス小屋」となるよう、各国の音楽スタイルが楽しめるようセレクションされています。
演奏データ
指揮:木村吉宏
演奏:フィルハーモニック・ウインズ大阪(オオサカン)
収録:2014年11月12日~14日 大阪府・豊能町立ユーベルホール
収録曲
Marche Ecossaise sur un Theme Populaire / Claude Debussy arr.Makoto Onodera
“Der Zirkusprinzessin” Selections from Operetta in 3 Acts(Small Version) / Emmerich Kalman arr.Eiji Suzuki