こちらの商品は「レコード芸術」2010年6月号で準特選盤に選ばれました!
国内外で活躍する邦人作曲家による吹奏楽オリジナル作品集第5弾!
昨年、一昨年、全国大会で登場した楽曲3曲を収録。天野正道氏の「エスティロ・デ・エスパーニャ・ポル・ケ?」はファリャ、リムスキー=コルサコフ、ラヴェルが取り入れたスペインの伝統的リズムや民謡素材などがちりばめられている。
須川展也氏指揮の下、2009年にヤマハ吹奏楽団浜松が演奏し話題となった「シング・ウィズ・シンセリティー」は長生淳氏に特有の波のように流れくるフレーズが印象的な曲。
その他、鏡野吹奏楽団が2009年全国大会で披露した中橋愛生氏の委嘱作品「星を釣る海 -吹奏楽のための」の他、オープニング等で使える星出尚志氏の「行進曲『イースト・ウインド』」や美しいメロディがアンコール等にピッタリの戸田顕氏の「吹奏楽のための『平和への夜明け』」など、コンクールだけでなく、各種コンサートにも使えるヴァラエティに富んだ8曲を収録。
今回はずいぶん骨太というか凄まじい作品が並んでるなという感じで、どれも聴き応えバツグンの作品&演奏になっています。これは聴いてるだけでも楽しめるのでぜひ一枚、いや二枚(?)お持ちいただきたいですね。
なかでも特に個人的にハマってるのが「シング・ウィズ・シンセリティー」「水脈~エヴァーグレーズを讃えて」「行進曲『イースト・ウインド』」。
前者2作はコンクール向きですが聴けば聴くほどクセになるというか、ボキャブラリー不足で申し訳ないのですがまあステキ。
そして新たな傑作邦人マーチの誕生、「イースト・ウインド」。一聴して「やられた!」って感じの作品ですのでオープニングにアンコールにと、大活躍させちゃってください。
航空自衛隊には全国に5つの音楽隊があり、航空自衛隊が実施する式典やイベントへの参加、国家的行事や国際的なイベントへの支援、地方自治体や公共団体等が主催する各種行事への協力等、それぞれの地域を代表する音楽隊として多様な演奏活動を続けている。
西部航空音楽隊は、航空自衛隊西部航空方面隊司令官の直轄部隊として編成され、航空自衛隊春日基地(福岡県春日市)に本拠をおき、九州・中国・四国地方を主な活動範囲として演奏を行っている。航空機動力を発揮した文字どおりの「空駆ける音楽隊」。
士気旺盛なメンバーで構成され、クラシック、吹奏楽オリジナル、ジャズ、ポップスといった幅広く多彩なジャンルの曲をレパートリーとしており、近年は新譜、初演作品の紹介にも意欲的に取り組む一方、レコーディングやソリストの招へいも積極的に行い、より質の高いステージを目指している。
演奏データ
指揮:水科克夫、芳賀大輔
演奏:航空自衛隊西部航空音楽隊
収録:2010年2月23-24日 春日市ふれあい文化センター スプリングホール
収録曲
dedicate to all people who were killed in wars Dawn to Peace for Band/Akira Toda