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原題:Tubaroque/Roger Boutry

テューバ(Bbバス・サクソルンorバス・トロンボーン)&ピアノ:チュバロック/ロジェ・ブートリー【ソロ輸入楽譜】

商品コード
AL21635
JANコード
9790046216350
メーカー
アルフォンス・ルデュック (Alphonse Leduc)
¥4,246(税込)
税抜 ¥3,860
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#Tubaソロ

楽曲詳細情報

作曲:ロジェ・ブートリー(Roger Boutry)
グレード:中上級
編成:テューバ(Bbバス・サクソルンorバス・トロンボーン)&ピアノ

楽器編成

Tuba(Bb Bass Saxhorn or Bass Trombone)
Piano

楽曲解説

「チュバロック (Tubaroque)」 は、フランスの作曲家であり指揮者、ピアニストでもあった ロジェ・ブートリー (Roger Boutry) が作曲した、チューバ、Bbバス・サクソルン、またはバス・トロンボーンとピアノ伴奏のための作品です。
この曲は、バロック音楽の様式を意識しながらも、現代的な感覚を取り入れたメロディアスな作品として知られています。
「チュバロック」は高度な演奏技術を必要とするため、特に上級者向けの曲とされています。その洗練された構成と技巧的な要素から、コンサートでの演奏にも非常に適していると言えるでしょう。曲は三部構成であり、それぞれ異なる特徴を持っています。
冒頭はわずか 3小節の短い導入部 から始まり、すぐに第1部へと移行します。最初の部分は 「スローワルツ (Slow Waltz)」 であり、落ち着いたテンポの中で優雅なメインテーマが提示されます。このテーマはさらに2つの変奏へと展開され、そのうちの一つは 1オクターブ低く演奏される ことで音色に深みを与えています。
続く第2部 「アレグレット (Allegretto)」 は、それまでとは対照的に抒情的で歌うような性格を持っています。滑らかで流れるようなメロディーが特徴的で、演奏者に表現力が求められる部分です。
最後の第3部 「モデラート/アレグロ (Moderato/Allegro)」 は、行進曲のように力強く始まり、やがて再びメロディアスで穏やかなフィナーレへと移行して終結します。
この終盤の対比的な展開は、曲全体にドラマティックな印象を与えています。
ロジェ・ブートリーは パリ音楽院で8つの1等賞を受賞した実力ある音楽家であり、1954年にはローマ大賞(Grand Prix de Rome)を受賞 しました。
彼は作曲だけでなく、指揮者やピアニスト、さらに和声の教授としても活躍し、フランス音楽界に大きな影響を与えました。
SACEM(フランス作曲著作権協会)やパリ市からも表彰されていることから、彼の功績がいかに高く評価されていたかがうかがえます。
「チュバロック」は、ブートリーの 高い作曲技術とスタイルの幅広さを示す作品 であり、特に低音楽器のレパートリーにおいて重要な位置を占めています。
バロック音楽のエッセンスを取り入れつつも現代的な感覚で構成されたこの作品は、多くの演奏者にとって挑戦的でありながらも魅力的な楽曲となっています。