原題:Concerto pour clarinette et orchestre/Henri Tomasi
楽曲詳細情報
作曲:アンリ・トマジ(Henri Tomasi)
グレード:上級
編成:クラリネット&ピアノ
楽曲構成:全3楽章
1. Allegro giocoso
2. Nocturne (Scherzando)
3. Scherzo Final (Subito allegro)
グレード:上級
編成:クラリネット&ピアノ
楽曲構成:全3楽章
1. Allegro giocoso
2. Nocturne (Scherzando)
3. Scherzo Final (Subito allegro)
楽器編成
Clarinet, Piano
楽曲解説
1953年に発表された《クラリネット協奏曲》は、フランスの作曲家・指揮者であり、1927年にローマ大賞(グラン・プリ・ド・ローマ)を受賞したアンリ・トマジ(1901-1971)によって作曲されました。
この協奏曲は、J.S.バッハの《15の練習曲》をクラリネット用に編曲したことで知られるフランスのクラリネット奏者、ユリス・ドレクルーズ(1907-1995)に献呈されています。
この曲は3つの楽章から成り、それぞれがパリ音楽院の試験課題曲として選ばれました。第1楽章は1953年の試験ソロに、第2・第3楽章は1966年のコンクールソロに使用されました。
特徴的なのは曲の冒頭で、クラリネットが独奏で始まり、後からオーケストラが加わるという珍しい構成です。また、作中にはポリコード(複数の和音を同時に鳴らす手法)や不協和音といった独創的な要素も含まれています。
トマジ自身が1957年に記した解説では、この協奏曲では主題における即興性が重要だと述べています。
この協奏曲は、J.S.バッハの《15の練習曲》をクラリネット用に編曲したことで知られるフランスのクラリネット奏者、ユリス・ドレクルーズ(1907-1995)に献呈されています。
この曲は3つの楽章から成り、それぞれがパリ音楽院の試験課題曲として選ばれました。第1楽章は1953年の試験ソロに、第2・第3楽章は1966年のコンクールソロに使用されました。
特徴的なのは曲の冒頭で、クラリネットが独奏で始まり、後からオーケストラが加わるという珍しい構成です。また、作中にはポリコード(複数の和音を同時に鳴らす手法)や不協和音といった独創的な要素も含まれています。
トマジ自身が1957年に記した解説では、この協奏曲では主題における即興性が重要だと述べています。