作曲：アルフレード・カゼッラ(Alfred Casella)
編曲：ニコラ・マッザンティ(Nicola Mazzanti)
演奏時間：10:00（約）
編成：ピッコロ＆ピアノ

Piccolo, Piano

《Barcarola et Scherzo（バルカローレとスケルツォ）》は、アルフレード・カゼッラがパリ音楽院在学中にフルート奏者フィリップ・ゴーベールのために作曲した作品で、長年にわたりフルートの定番レパートリーとされてきました。この曲は、イタリアの声楽的な旋律美とフランス印象派の色彩豊かな響きの影響を受けており、フルートの高音から低音の豊かな低音Cに至るまで、その音色の幅を巧みに活かしています。イタリアのピッコロ奏者ニコラ・マッザンティは、この名作をピッコロのために全音高く移調し、再編曲しました。ピッコロに適した音域でありながら、カゼッラの旋律の流れを忠実に保っており、最低音も低音Dまでで演奏可能です。この新しい版には、精密に校訂されたスコアとパート譜、さらに演奏に役立つアドバイスを含む序文が付属しており、ピッコロ奏者にとって非常に価値あるレパートリーとなっています。