作曲：ゲイリー・ショッカー(Gary Schocker)
演奏時間：8:30（約）
グレード：3
編成：フルート・デュオ&ピアノ
楽曲構成：全3曲
I. Swallow That Goldfish
II. Smoke
III. Scherzo No-No

2 Flutes, Piano

ゲイリー・ショッカーは、好評を博した《Three Dances for Two Flutes》に続いて、さらに3つの魅力的なフルート二重奏＋ピアノ作品を作曲しました。
タイトルは《Swallow That Goldfish（その金魚を飲み込んでしまえ）》《Smoke（煙）》《Scherzo No-no（スケルツォ・ノー・ノー）》の3曲で、いずれも彼らしいユーモアと遊び心に満ちた作風が光ります。
《Swallow That Goldfish》はその奇抜なタイトル通り、ユニークで想像力をかき立てる音楽が展開され、フルート同士のかけ合いが楽しげに描かれています。
《Smoke》は、ふわりとたなびく煙のような柔らかな音の流れが特徴で、淡く揺らぐ旋律の中にショッカー特有のちょっとしたひねりが見られます。
《Scherzo No-no》では、軽快でリズミカルな動きの中に、ちょっとした「いたずらっ子」的な音楽の表情が込められており、スケルツォの名にふさわしい快活な作品となっています。
これらの作品はいずれも中級レベルの奏者に適しており、技術的には極端に難しくはないものの、音楽的な表現やアンサンブルの面白さを十分に味わえる構成になっています。
フルート二重奏とピアノという編成の中で、ショッカーらしい独特の世界観が存分に発揮されたシリーズです。