軽やかな旋律や変化に富んだリズム、官能的な和声などフランス音楽的な色彩感を堪能!
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楽曲詳細情報
- 作曲
- クロード・ドビュッシー(Claude Debussy)
- 編曲
- 小野寺真 (Makoto Onodera)
- 演奏時間
- 6分00秒 (約)
- グレード
- 4
- 調性
- 原調 (A:)/アレンジ (B:)
- 主なソロパート
- Fl. / B♭Cl. / A.Sax. / Trp. (or A.Sax.)
- Trp.最高音
- 1st / A (High B♭) 2nd / F
- 最少演奏人数
- 26名
- 編成
- 吹奏楽(小編成)
- Flute 1 (doub. Piccolo)
- Flute 2
- Oboe (opt.)
- B♭Clarinet 1 & 2 (all div.)
- B♭Clarinet 3
- Bass Clarinet
- Soprano Saxophone
- (doub. Alto Saxophone)
- Alto Saxophone
- Tenor Saxophone
- Baritone Saxophone
- Trumpet 1 & 2
- Horn 1 & 2
- Trombone 1 & 2
- Euphonium
- Tuba (div.)
- String Bass
- Harp (opt.)
- Percussion ※4 players~
- Timpani
- Bass Drum
- Crash Cymbals
- Suspended Cymbal
- Tam-tam
- Triangle
- Tambourine
- Castanets
- Glockenspiel
- Xylophone
- Vibraphone
- Marimba
楽器編成
楽曲解説
クロード・ドビュッシー(1862-1918)作曲「喜びの島」は、ルーヴル美術館所蔵になるフランスの画家・ワトーの描いた「シテール島の巡礼」から、曲の着想を得て作曲されたと言われています。1904年、ドビュッシーが円熟期に入った42歳の作品で、元々はピアノ独奏曲として作曲されましたが、後にドビュッシーの指示を受けて、イタリアの指揮者モリナーリの手でオーケストラのために編曲されています。装飾音符を伴った軽やかなメロディーや変化に富んだリズム、官能的な和声など、ワトーの名画を音で解釈したかと思われるほど色彩的で、フランス印象派音楽の開拓者と言われるドビュッシーらしい音楽に仕上げられています。
【編曲について】
この吹奏楽用の編曲は、2009年、埼玉県朝霞市立朝霞第五中学校吹奏楽部(顧問:外崎三吉先生)のために、コンクールの自由曲として編曲し、第9回東日本学校吹奏楽大会において金賞、第15回日本管楽合奏コンテストにおいて最優秀賞を受賞されました。この時には朝霞第五中学校の編成に合わせ、中編成での演奏を想定した編曲でしたが、さらに人数を絞った小編成で演奏できるように全面的にオーケストレーションを見直し、最低25人から演奏可能となっています。原曲のピアノ曲を下敷きとして、モリナーリのオーケストラ版を参考にしながら、フランス音楽的な色彩感が吹奏楽でも表現できるように編曲されています。
(小野寺 真)