ルネサンス期の舞踏ステップの手引き書より抜粋。素朴で明るい曲調です。
楽曲詳細情報
- 作曲
- トワノ・アルボ (Thoinot Arbeau)
- 編曲
- 小野寺 真 (Makoto Onodera)
- 演奏時間
- 4分50秒 (約)
- グレード
- 3
- 編成
- フレキシブル7~8パート
- 販売形態
- 販売楽譜(スコア+パート譜)
- Part 1
- Flute
- Oboe
- Clarinet in E♭
- Clarinet in B♭
- Soprano Saxophone in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Part 2
- Flute
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Part 3
- Oboe
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Trumpet in B♭
- Part 4(opt.)
- Clarinet in B♭
- Alto Saxophone in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Horn in F
- Part 5
- Clarinet in B♭
- Alto Clarinet in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Bassoon
- Horn in F
- Trombone
- Euphonium
- Part 6
- Alto Clarinet in E♭
- Tenor Saxophone in B♭
- Bassoon
- Horn in F
- Trombone
- Euphonium
- Part 7
- Bassoon
- Bass Clarinet in B♭
- Baritone Saxophone in E♭
- Tuba
- String Bass
- Percussion
- Tenor Drum
- Tambourine
- Claves (or Woodblock)
- Woodblock
- パヴァーヌ 「わたしの美しい人」
- 剣の踊り
- ピナゲイのブランル
- バスダンス
- マルタ島のブランル
- 馬のブランル
楽器編成
楽曲解説
トワノ・アルボ(本名ジュアン・タブロ 1520-1595)はフランス中部の要塞都市・ラングルの司祭。ダンスに精通していた彼は1589年、当時の若者たちに社交の方法を教える目的で「オルケゾグラフィ」というダンスの教則本を著しました。この教則本では会話形式で、カプリオールと名乗る若者がアルボ先生に教えを受ける、という形で書かれています。特筆すべきは、ダンスのステップや動きが実際の曲の楽譜に対応させて、イラストなども用いられて詳細に記述されていることです。これによって、現代でも当時の踊りを忠実に再現できることができることから、歴史的にも重要な書のひとつとなっています。(実際に踊っている映像も様々なものが公開されています)
さて、この舞踏書には21曲の舞曲の楽譜が記されており、その種類はパヴァーヌ、バスダンス、ガイヤルド、ヴォルタ、トゥルディオン、アルマンド、ブランル等、多岐にわたっています。
この編曲は、埼玉県・花咲徳栄高等学校(顧問・川口智子先生)の委嘱で元々は木管8重奏用に編曲、今回の出版に際しフレキシブル・アンサンブル用にリアレンジしました。
「オルケゾグラフィ」の舞曲の中から以下の6曲を選び、構成しています。
(小野寺真)