作曲者：ティールマン・スザート(Tielman Susato)
編曲：小野寺 真(Makoto Onodera)
演奏時間：9分00秒 (約)
グレード：4
Trp.最高音：1st：↑G、2nd：↑E、3ｒd：↑C
編成：金管8重奏
販売形態：販売譜（スコア+パート譜）

1st Trumpet in B♭(or Piccolo Trumpet in B♭)
2nd Trumpet in B♭
3rd Trumpet in B♭
Horn in F
1st Trombone
2nd Trombone
Euphonium (doub. Tom-Tom & Tambourine)
Tuba (Opt. doub. Tambourine)

埼玉県花咲徳栄高等学校(顧問・川口智子先生)の委嘱で、2013年度アンサンブルコンテスト演奏曲として編曲。

ティールマン・スザート(1500年頃 - 1562年頃)はルネサンス期に活躍した音楽家です。彼の生誕の地や若い頃のことは明らかになっていませんが、1530年頃よりベルギー・アントワープで演奏家、そして作曲家として活動していたことが知られています。しかし彼の名を有名にしているのは、フランドル(現在のオランダ南部、ベルギー西部、フランス北部にかけての地域)における最初の音楽出版社を設立したこと、そしてそこでの仕事でしょう。

彼は生涯の内に多くのミサ曲集、シャンソン集、モテット集等の曲集を出版しました。そのうち1551年に出版した舞曲集には、13曲のバス・ダンス、９曲のロンド、サルタレッロ１曲、６曲のブランル、８曲のアルマンド、７曲のパヴァーヌ、そして15曲のガイヤルドが含まれています。

今回の金管８重奏のための編曲は、この舞曲集から

１.モール人の踊り、バスダンス　La Mourisque
２.私の友だち、ロンド　Mon Amy
３.石を持たずに、田園舞曲　Bergeret sans roch
４.戦い、パヴァーヌ　La Bataille

の４曲で構成されています。

(小野寺真)