♪詳細情報♪
サクソフォーン・オーケストラとして大人数での合奏、もしくは最小の編成として、サクソフォーン8重奏での演奏が可能。ソプラニーノ・サクソフォーンとバス・サクソフォーンはなくても演奏可能。
楽器編成
Sopranino Sax in in E♭(opt.)
1st Soprano Saxophone in B♭
snd Soprano Saxophone in B♭
1st Alto Saxophone in E♭
2nd Alto Saxophone in E♭
1st Tenor Saxophone in B♭
2nd Tenor Saxophone in B♭
1st Baritone Saxophone in E♭
2nd Baritone Saxophone in E♭
Bass Saxophone in B♭(opt.)
※各パート指定の人数以上で演奏可能。
1st Soprano Saxophone in B♭
snd Soprano Saxophone in B♭
1st Alto Saxophone in E♭
2nd Alto Saxophone in E♭
1st Tenor Saxophone in B♭
2nd Tenor Saxophone in B♭
1st Baritone Saxophone in E♭
2nd Baritone Saxophone in E♭
Bass Saxophone in B♭(opt.)
※各パート指定の人数以上で演奏可能。
♪楽曲解説♪
チャイコフスキーにはよく知られたメロディがたくさんある。そのうちいくつかは、ロシア民謡であることも多い。チャイコフスキーがピアノ連弾のために編曲した「50のロシア民謡」に出てくるメロディを使って、サクソフォーンのアンサンブル曲を作曲した。使ったメロディは次の4つ。
・ なつかしい町(第1小節より)
・ リンゴの木の下(第35小節より。チャイコフスキーの《弦楽セレナーデ》で使われていることでも知られています)
・ ゆれる松(第72小節より。ストラヴィンスキーも《火の鳥》で使っています)
・ 祝宴(第75小節ベース・パート。ストラヴィンスキー《ペトルーシュカ》にも出てきます)
ちなみにその連弾曲集は、ほかにも知っているメロディがたくさん出てきますので、なかなか楽しいですよ。さて、これらのメロディを使いつつ、序奏とソナタ形式、というふうに仕上げてみた。
演奏に際して何点か。
もともとはサクソフォーンの大合奏用に作曲した。そして、それを想定して、tutti(全員で), la meta(半分の人数で), a2(2人で), solo(1人で)という指示を書いている。もちろん8人でも演奏可能だし、16人とかでも演奏可能。人数のバランスを考えながら演奏してほしい。
オプションとして、ソプラニーノ・サクソフォーンとバス・サクソフォーンを加えることができる。(パート譜のみ添付)
なお、この作品は、続く《エスパーニャ》《シンガポリアーナ》《地球は踊る》と共に4曲の組曲からなり、さまざまなお国柄のメロディを使った、いわば組曲《地球》とでもいった体裁をなしている。