夜の来訪者~J.B.プリーストリーの戯曲に基づいて~/松下倫士【吹奏楽ライセンス楽譜】
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- YDOM-F11
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- ブレーンミュージック / Brain Music
宅配スコア閲覧
宅配スコア閲覧:夜の来訪者~J.B.プリーストリーの戯曲に基づいて~
演奏時間:12:40(約)
グレード:5.5
主なソロパート:Fl./Ob.(or Cl.)/Cl./Trp./Euph.
Trp.最高音:1st:high H / 2nd:high B♭/ 3rd:G
編成:吹奏楽
▼楽器編成▼
1st Flute
2nd Flute
Oboe
Bassoon
Clarinet in E♭
1st Clarinet in B♭(div.)
2nd Clarinet in B♭(div.)
3rd Clarinet in B♭(div.)
Bass Clarinet in B♭
Soprano Saxophone in B♭
1st Alto Saxophone in E♭
2nd Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
2nd Trumpet in B♭
3rd Trumpet in B♭(div.)
1st & 2nd Horns in F
3rd & 4th Horns in F
1st Trombone
2nd Trombone
3rd Trombone
Euphonium
Tuba (div.)
String Bass
Piano
1st Percussion
Suspended Cymbal
Crash Cymbals
Triangle, Anvil
Tambourine, Snare Drum
Bass Drum, Tam-tam
Wind Chimes
2nd Percussion
Glockenspiel
Tambourine, Snare Drum
Tam-tam, Xylophone
4 Toms、Wind Chimes
Triangle, Suspended Cymbal
3rd Percussion
Vibraphone
Suspended Cymbal
Tam-tam, Wind Chimes
4 Toms, Snare Drum
Anvil, Hi-hat, Bass Drum
Antique Cymbal
Glockenspiel
Crash Cymbals, Xylophone
4th Percussion
Wind Chime
Antique Cymbal
4 Toms, Triangle
Tambourine, Vibraphone
Crash Cymbals, Chimes
Marimba, Bass Drum
5th Percussion
Chimes, Marimba
Glockenspiel, Wind Chimes
Xylophone, Vibraphone
Bass Drum
♪楽曲解説♪
イギリスの劇作家の戯曲『夜の来訪者』を題材とした作品。イギリスの裕福な家庭に突如訪れる謎の警部による審訊。息をのむ展開を松下氏の色彩感と技巧により再現。場面毎に細やかな演出が施されたスコアを是非体感いただきたい!
■作品について
この作品はイギリスの劇作家J.B.プリーストリーの戯曲『夜の来訪者』を題材としています。元々の編成は管打8重奏で、大阪府の精華高等学校吹奏楽部の委嘱により作曲しました。約5分という短い演奏時間の中で全てのストーリーを表現するのは難しく、新たに吹奏楽曲として、この物語を更に追求して表現しようと試みました。吹奏楽版の初演は、同じく精華高等学校吹奏楽部(指揮・吉延勝也先生)で、2021年に開催された第13回定期演奏会において披露されました。
この戯曲は映画や舞台化されているので、既にご存知の方もいらっしゃると思います。舞台は裕福な実業家の家庭。娘の婚約を祝う一家団らんの夜に、突然警部を名乗る男が訪れます。ある貧しい女性が自殺したことを告げ、その女性と家族がそれぞれ繋がっていることを暴いていきます。人間の醜い部分が現れ、やがて家族関係も崩れていき、知らぬ間に警部は家を去ります。しかし、この警部は実在しない人物だということがわかり、今回のことは何も無かったことにしようとします。すると突然警察から電話が掛かります。「ある貧しい女性が自殺をしたので、いくつか質問をするために警部をひとり家に行かせる」と告げられ、家族は一瞬にして凍りつき、このストーリーは終わります。
私がこの戯曲を読んだのは大学院生の時でした。音楽で表現したいと思いながらだいぶ月日が経ってしまいましたが、今回このように作曲することができ大変嬉しく思います。裕福な家庭をどのように表現するか考えていた時、R.シュトラウスのオペラがふと思い浮かび、和声感などを意識した箇所があります。また登場人物の内面をどのように表現するか、様々な楽器にどのようなスポットを当てるか、など考えながら作曲しました。イメージを膨らませながら自由に演奏していただけると嬉しいです。
(松下倫士)