ケルト民謡による組曲【小編成版】(全3曲)/ケルト民謡(建部知弘)【吹奏楽ライセンス楽譜】
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- YDAT-A02
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- ブレーンミュージック / Brain Music
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宅配スコア閲覧:ケルト民謡による組曲 小編成用
♪詳細情報♪
編曲:建部知弘(Tomohiro Tatebe)
演奏時間:7分45秒(約)
全3曲: 1. マーチ (March) [2:30] 2. エア (Air) [3:35] 3. リール (Reel) [2:30]
グレード:3
主なソロパート:Piccolo
Trp.最高音: 1st / A 2nd / Fis 3rd / H(↓)
最少演奏人数:29名
編成:吹奏楽(小編成)
▼楽器編成▼
Flute 1 & 2
Oboe (opt.)
Bassoon (opt.)
B♭Clarinet 1 , 2 & 3 (all div.)
Bass Clarinet
Alto Saxophone 1 & 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Horn 1 & 2
Trombone 1 , 2 & 3
Euphonium
Tuba
String Bass (opt.)
Harp (opt.)
Snare Drum
Field Drum
Tenor Drum (or Low Tom-tom)
2 Bass Tom
(or Floor Tom & Small Bass Drum)
Suspended Cymbal
Finger Cymbals
Castanets
Glockenspiel
Vibraphone
Tam-tam (opt.)
♪楽曲解説♪
この作品は1998年に、ある企画のために当初「ケルト・ラプソディー」という題名で発表されました。
これは小編成バンドのためのレパートリーの企画で最初の依頼はヨーロッパ民謡にメドレー的な構成でというものでしたが、レパートリーとしてまたスタンダードな作品となりうるようにしたかったことと、当時、日本の吹奏楽の世界(特にスクール・バンド)が他のいろいろな音楽のジャンルに対してあまりに無関心であったこと、そして何よりも作曲者自身がケルト音楽が好きで広く知って欲しかったこと等からこの題材を取り上げました。
その後、オーケストレーションや終結部に改訂を施し題名も現在の形になったという経緯があります。最近は日本でもケルト音楽が広く知られるポピュラーなものとなり、特徴的な旋法も日本の童歌や童謡によく似ていて親しみやすいため愛好者も格段に多くなった感があります。
この組曲は、アイルランドに古くから伝承されている音楽の中から3曲を選び、吹奏楽のための組曲として再構成したものです。
1曲目の「マーチ」は典型的はアイリッシュ・トラッド・マーチで、遅めの6/8拍子。特徴のあるアクセントを伴うドラム・マーチに導かれ、イーリアン・パイプ(バグ・パイプの一種)のドローン管が響きわたり、野趣あるれる勇壮なマーチです。
2曲目はアイルランドの第一国語であるゲール語で「黄色い村の門」という題名のついた、美しい郷愁を誘う「エア」。原曲ではアイリッシュ・ハープにのってフィドルやイーリアン・パイプが切々と歌い上げますが、ここではファイフのイメージでピッコロが素朴な歌を奏でます。
3曲目は「リール」。リールとはテンポの速い舞曲のことで、いわゆるアイリッシュ・ダンスの音楽。終始速いテンポの中に2拍子と6/8拍子のリズムが混在する激しい踊りで、最後は一気にコーダへとなだれ込みます。
(建部知弘)