リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組組曲(スコアのみ)/O.レスピーギ (伊藤康英)【吹奏楽販売楽譜】
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- 商品コード
- NAS-BR386A
- JANコード
- 4995751820822
- メーカー
- イトーミュージック
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♪詳細情報♪
▼楽器編成▼
Piccolo(Flute3)
Oboe 1, 2
Bassoon 1, 2
Clarinet in Eb
Clarinets in Bb 1
Clarinets in Bb 2
Clarinets in Bb 3
Alto Clarinet in Eb
Bass Clarinet in Bb
Contrabass Clarinet in B♭
Soprano Saxophone in B♭
Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
Horns in F 3, 4
Trumpet in Bb 1
Trumpets in Bb 2, 3
Trombones 1, 2
Bass Trombone
Euphoniums
Tubas
String Basses
Percussion 1 ※
Bass Drum
♪楽曲解説♪
第1曲 イタリアーナ
第2曲 宮廷のアリア
第3曲 シチリアーナ
第4曲 パッサカリア
解説より抜粋
レスピーギ(1879-1936)は、古い時代の作品を大切に研究していた。その成果として、J.S.バッハ(1685-1750)作品の管弦楽編曲や、M.チェスティ(1620-69)のイタリア古典歌曲〈Intorno all’idol mio(私の偶像である人の回りに)〉にもとづいた歌曲〈昔の歌に寄せて〉、少し時代は新しいがG.ロッシーニ(1792-1868)をもとにした〈風変わりな店〉〈ロッシーニアーナ〉などが挙げられよう。レスピーギの音楽はいつも、懐古趣味を思わせる。
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吹奏楽界で歴史的にも頻繁に行われてきている「管弦楽から吹奏楽への編曲」には、個人的にはほとんど興味がない。いかに吹奏楽で管弦楽と似たような音色が作り出せるか、というポイントで評価されるからだ。しかしそのような「代替物」では、吹奏楽の意義が無いではないか。編曲とは「再創造」であり、原作より魅力的なものを提示すべきだ。
だから私が編曲する際には、吹奏楽とはまったく異なった編成(たとえばヴァイオリン独奏、ピアノ独奏など)からのものを好む。そこに個人的な演奏上の解釈を少しく織り込む。もし自分がピアノで演奏したらこんなふうにするなあ、といったアイディアを織り込む。作品から全く異なった魅力を引き出したい。それが吹奏楽の魅力へと繋がる。
この作品は、もともとはリュート曲。それをレスピーギは弦楽オーケストラ作品として、世界を広げた。そしてこのたび「管楽オーケストラ」版を作るとは、なんと楽しいことだろう。弦楽器や管弦楽のファンに、おお、管楽オーケストラは面白いじゃあないか、と言わしめることができたら、これは編曲者冥利に尽きるというものだ。
(伊藤康英)