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ミニマルなオーケストレーションを通じて島国で発展した海外文化の共存など日本文化の多様性を音楽で表現。

環海(かんかい)の群像/田村修平【吹奏楽ライセンス楽譜】

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在庫あり
商品コード
YDOT-H09
メーカー
ブレーンミュージック / Brain Music
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バンド指導者による選曲アドバイス

小編成でもスケールの大きな音楽を表現できる作品!本作の魅力の一つは、楽曲のもつスケールの大きさや様々な表情を少人数でも十分に伝えられることにあると思います。「うちのバンドは人数が少ないからこういうタイプの曲はちょっと・・・

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楽曲詳細情報

作曲
田村修平(Shuhei Tamura)
演奏時間
7:30(約)
グレード
4
主なソロパート
Ob. (or Cl./A.Sax.)
Trp.最高音
1st:high C(or G)/2nd:E / 3rd:E
演奏最少人数
20
編成
吹奏楽

楽器編成

    • Piccolo
    • Flute
    • Oboe (option)
    • 1st Clarinet in B♭
    • 2nd Clarinet in B♭
    • Bass Clarinet in B♭
    • Alto Saxophone in E♭
    • Tenor Saxophone in B♭(option)
    • Baritone Saxophone in E♭
    • 1st Horn in F
    • 2nd Horn in F
    • 1st Trumpet in B♭
    • 2nd Trumpet in B♭
    • 3rd Trumpet in B♭
    • 1st Trombone
    • 2nd Trombone
    • Euphonium
    • Tuba
    • String Bass (option)
    • Timpani
    • 1st Percussion
      Slap stick
      Suspended Cymbal
      Wind Chime
      Crash Cymbals
    • 2nd Percussion
      2 Cowbells
      Snare Drum
      Triangle
      Finger Cymbals
      Wood Block
    • 3rd Percussion
      Tam-tam
      Glockenspiel
      Xylophone
      Anvil
      Bass Drum
      Crash Cymbals

楽曲解説

 2022年、海上自衛隊舞鶴音楽隊(指揮:舞鶴音楽隊長 1等海尉 野澤 健二)より舞鶴鎮守府開庁120年記念作品として委嘱を受けて書き下ろし、同隊の第56回定期演奏会にて初演されました。

「環海」とは四方を取り囲む海、「群像」とは人々の姿のことであり、本作品は海洋国家日本そのものや、それを取り巻く海、そして人々の暮らしの変遷を描いたものです。
「日本の歴史は海の歴史」といっても過言ではないほど、日本は古来より海と深い結びつきをもっていました。そこにはいつでも日本を愛し、また海を愛する人々がおり、現代においては海上自衛隊や海上保安庁をはじめとした防衛機関が、歴史上では帝国海軍や水軍など数多の人々が海を見守ってきました。

世界へ視点を拡げてみても、海上での出来事が各国の成り立ちや世界地図へ大きな影響を及ぼしてきたことは言うまでもありません。この作品には、海と共に生きてきた全ての人々への讃美と、海洋国家日本のさらなる繁栄への祈りを込めています。
余談ですが、戦後私の祖母が満州から引き揚げてきた際、最初に降り立った日本の地が舞鶴でした。命からがら戦火を免れて海を渡り、たどり着いた舞鶴の地は、人々の胸に安堵や復興への希望を与えるものだったのではないかと想像します。

この作品が、海の歴史や人々の栄光を讃えつつ、未来への希望や世界平和への祈りを想起させるものとなれば、作曲者として幸いです。

(田村修平)

スタッフ・レビュー

「海洋国家、日本。海に囲まれた美しい国に生きる人々を表現!」海を表現した作品、日本を表現した作品は多く存在しますが、本作はそのなかでも"海洋国家としての日本"をテーマに作られた楽曲です。島国のなかで発展した文化・海の向こう側から取り入れた文化など、多様な変遷をたどった日本文化。それぞれの文化が美しく共存する日本を音楽で色鮮やかに表現した作品。楽譜上では所謂「三善アクセント」が多用されており、波が押し寄せては引いて…という様子が的確に表現されています。中間部では鍵盤楽器による一定のリズムが刻まれるなか、管楽器もそれに呼応するようにリズミカルなパッセージを演奏。ミニマル・ミュージックのように整理されたオーケストレーションのもと、どこか日本的ではない音列で楽曲が進行します。クライマックスでは金管楽器主体のファンファーレと共に、最高潮のボルテージのままフィナーレを迎えます。最小20名から演奏可能、グレードは4なので実力派バンドにオススメ!